2021年、あけました。
大晦日は、引っ越しの疲れもあって、家で年越し蕎麦食べて大人しく就寝。2020年を総括したような締めくくりだった。何もせず、ただ静かに、ゆっくり過ごした。風邪も引かず、健康に恵まれた一年に感謝して。
2020年は多くの人がコロナに振り回され、いまもなお、事態が収束していない国もたくさんあるけど、どうか今年は希望に満ち溢れ、実り多き、豊かな一年になりますように。
元旦は、気合入れて早起きしたものの初日の出は逃し、ビーチへサーフチェック。
友人たちも合流して、ビーチピクニック。相変わらずお正月感ゼロのオーストラリアは慣れません。この時期は特に、日本の伝統や風習、季節に因んだ料理の数々が恋しい。おせちとか食べたーーい。
本来ならば、年末からシドニーの彼の実家に帰る予定だったのだけど、彼の地元でコロナ新規感染がまた拡大し、ロックダウンに入ったため、やむなく延期。奇跡的にも11日間の仕事やすみをもらっていたけど、家の周りのことをあれこれしたり、手仕事に励んだり。
2018年に始めたお箸作り、新しくインダストリアルエリアにオープンしたセレクトショップ、TOKOTOKO に置かせてもらえるようになって、納品したのもすぐ完売!ジャパニーズプロダクト、っていうだけど、人気があるらしい(笑)
そんなわけで、コロナでたくさん考える時間があった昨年からモヤモヤ模索していたアイディアを今年は実行に移していこうと思っています。コンセプトとしては、日本とオーストラリアのヒト、モノ、カルチャー、自然をつなげるようなことがテーマ。まあ、ブランコ立ち上げ当初から描いていたことですけど(笑)、今年はより具体化していきたい。
まずは、目に見えるわかりやすい形として、日本とオーストラリアの良きもの、手仕事を広めることから。
日用的に使用する便利な生活道具から、サーフアイテム、フード、ジャンル問わず、自分たちが愛用する、いいと思ったものをどんどんシェアしていきたい。
お箸はその最たる例だけど、日本ではお馴染みの日用品でこちらにはまだ進出していない、「あるモノ』を日本から仕入れたので、お楽しみに!
サーフアイテムとして手作りしているのは、ボディサーフィン用のハンドプレーン。リサイクル木材を使い、古材独特の木目に合わせた繊細なカービングはまるでアート作品のよう。すべて彼のハンドシェイプです。もちろん、海での機能性、耐久性も実証済み。その証拠に、バイロンベイのハイクオリティサーフブランド、McTavish Surf でも販売してもらっています。ご希望あれば日本への発送も可能ですよー。
そして、今回、クリスマスプレゼント用にと、彼が作ってくれたのが、ツインフィンのサーフボード!今まで、ロングボード、ミッドレングスと、短い板は持っていなかったので、新しい板にチャレンジ。
サンビームと名付けたボードは、ひまわりをイメージした、6’0, 21inch, 2 1/2 のツインフィン。浮力もあり、パドルもしやすい厚めのボード。
友人のシェイパー、Joel Fitzgerald にアシストしてもらいながら、彼がハンドシェイプ、グラッシングは、二人でやったそう。
仕上がりは、お見事。そして、肝心の乗り心地は、最高〜。過去に数本シェイプ経験のある彼だけども、今回はジョエルのお墨付き、自分でもびっくりするぐらいの出来だそう。私も、削ってくれた彼も超ハッピー。
めちゃくちゃ安定しているし、テイクオフも楽だし、ダウンザラインのスピードも速い、マジックボードです。
本人もとっても気に入ったから、自分用に同じテンプレートでもう1本削るようです。自分で削ったサーフボードに乗るって、なんとも言えない、スペシャルな感覚。一生の宝物です。
カーペンターの彼は、もとは家具職人。リビングに飾った、スターバースト時計や、ミッドセンチュリーのレトロなサイドボード家具も手作り。新しいお家には工房スペースも作れて、これからますます手仕事が増えていきそうです。よかったらインスタ@jadefishdesigns もチェックしてみてくださいね。
昨年作った私の味噌も5ヶ月間の発酵を経て、販売開始ー。職場のBayleaf Cafeに置かせてもらってます。
あらゆるものが安く手に入る便利な時代に、こうして時間をかけて、心を込めて仕事をするのって、時間的な自由のみならず、マインドの自由、クリアな思考がないとなかなかできない。
そうした、研ぎ澄まされているけど、精神的にバランスの取れた自然体な状態を、私たちはよくFLOW STATE フローステイトと呼んでいます.。すべての制約や制限から解放され型にはまらず、固定概念に囚われず、自由に、無限にクリエイトしている時のメンタル状態は、集中しているにもかかわらず、水の流れ(フロー)のようにスムースで軽やか。そうしたマインドで作られたものは、受け手や買い手も、きっと同じような気持ちや感覚を共有してくれている気がする。
タイムリーに、元同僚のgreenz,jp 発行人の鈴木奈央くんが自分の誕生日に感じた「いかしあうつながりの中の、僕の誕生日」をNOTEに書いてあったのでシェアしますね。まさに、地球という壮大な環境の中で、巨大ないかしあうつながりの波の先端にある、私たち一人ひとりの命。ちなみに、なおくんには、月イチで放送している、バイロンベイコミュニティラジオの番組にゲストインタビューさせてもらい、その時に話してくれた、コミュニティの大切さ、暖かさも、いいトークでした。オンデマンドでこちらから聞けますのでよかったら。
いかし、いかされあう社会。すべては、関係性の中に存在する。
今年は、同じように手仕事を楽しむ人とつながり、お互いの暮らしをより心豊かに、社会がもっとあたたかく、マインドフルに、サステイナブルにシフトしていったらと願います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。