バイロンベイにはたくさんのアーティスト、クリエイターがいますが、
今回企画されたのは陶芸家たちのアトリエ、スタジオの一般公開イベントMUD TRAIL

これは、この地域で活動する陶芸家たちが陶芸の楽しさ、素晴らしさをより多くの人に
知ってもらおうと2013年からはじまり、今年はオーストラリア国内で140箇所、
うち19個のスタジオがバイロンベイ周辺に点在しています。

時間がなくて、2箇所しか見学できなかったけど、その内のひとつ、
森の中にひっそりと佇むRAINFOREST CERAMICS をご紹介。

環境活動家として海洋生物の保護や森林保護を訴えかけている
リチャードジョーンズさんの自宅兼アトリエ。

どこか荒々しい土っぽい、でも優しい温かみのある作品は手にとっても、眺めていても、
心がほっと和むようなものばかり。こんな素敵な空間で作品作りをしているから、
こうした作品ができるんだろうなーと、ついつい長居してしまいそうな場所でした。

彼の作品を購入するとその売上の一部は森林を保護する活動(NPO)に寄付される
仕組みになっていて、私もお皿を購入しました。

バイロンベイのクリエイティブたちは、あえて街中ではなくこうした隠れた森の中で
創作活動をしたり、コミュニティをつくっていて、こちらでは、そんな人たちをヒルズピープル、
といいます。

日本でも、ヒルズ族がいますが(笑)クオリティオブライフ(生活の質)で
いえば、断然オーストラリア版ヒルズ族の方が高いと思うし、
物質的な豊かさより精神的な豊かさを求めた結果、
人はやっぱり自然に帰っていくのだなーと思います。