6年間住み慣れた愛しの森の家ともついにお別れの時が やってきてしまいました。

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日本を離れるのはあまり寂しくないけど、この家を手放すのが 何より悲しいーーーーーー!
たくさんの思い出がぎゅーーっと詰まった大好きな家。 たくさんの友人、旅人が訪れてくれた。

とっても素敵な本、SURF SHACKにも掲載してもらいました。

5年前に意を決して移住した時は、まさかこんな風に温かいコミュニティに 囲まれて暮らしをつくることができるとは思っていなかった。 森の家を借り始めたのが、2009年8月。 そこから房総熱がヒートアップし、2010年にはカフェまでオープンさせて 外房暮らしが本格的に始動。 窓の外に聞こえる鳥の声で目覚める朝。 素足のままデッキに出て木々の合間から太陽の光をあびて カラダの細胞が起き始める。青々とした田んぼを眺めながら頂く朝食。 穏やかな森の中で迎える朝の時間が何より贅沢で豊かだと思えた。

IMG_8931_1024  P1030345_1024 P1030370_1024 P1030556_1024 1日のはじまりだからこそ、ゆっくりと自然のリズムでいきたい。 自然のリズムが感じられる森の家がほんとうに大好きだった。 夜、仕事やサーフィンから帰ってきて、季節折々の虫や鳥の鳴き声 に耳をすませ、圧倒的な静けさとびっくりするほどの 星空に包み込まれる。これも、また至福のひととき。 見栄をはるわけじゃなくて、本気で、お金じゃ買えない幸せや つながり、そこからうまれる豊かな時間がほんとうにあるんだなってわかった。 自然の中での安らぎがこんなにも心地いいんだなって。 P1030268_1024 NATH1722_1024 NATH1799_1024

国内外からいろんな人が遊びにきてくれた。友達の友達とか、知らない人もよく泊めたっけ。

バイロンベイの友達も遊びに’来てくれた。いまでも仲良し。

 

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毎夏恒例の、オージーライフガードたちを招いてのBBQ

我が家の食卓には、いつも美味しいご飯とともに、あたたかい豊かな時間が流れていた。

  

ブラジルのTV局の取材スタッフも泊まりに来たり。

パーティーをやれば、いつの間にかたくさんの人がわらわらとやってきた。

私の壮行会(いってらっしゃい会)の時は家に入り切らないほど、100人ぐらいきたんじゃないかな。

みんなこの森に来てから出会った仲間たち。

ヨガリトリートとかも開催したっけな。

ずっと思い描いていた、欲していた、つながりのある、豊かな暮らしが森の家にはあった。

田舎に引っ込んで、収入なんて大学出たばかりの頃の会社員時代の方がよっぽど稼いでいたけど(笑) お金=幸せ、では必ずしもないことは、みんなもう分かっている。 でも、みんななかなかその一歩が踏み出せないだけ。 その居心地のいい暮らしから抜け出すのは怖いし勇気がいる。 住み慣れた土地や大切な家族や仲間からあえて離れて、 新しい土地に行ったり、新しいことにチャレンジしたり、 仕事を変えたりするのは、いつだって誰だって不安。 ただ、私は、やっぱり、ここまできたら、自分が やりたいと思うことを、やりたいと思った時に、 できると思ったときに、やろうと思うのです。 だって、人生は一回きりだから。 失敗したって、別にたいしたことないでしょ。 命があるなら、なんだってできる!とどっしり構えてみたりして。

 

だから、ついに、ついに、日本を離れ 2006年のゆかりさんとの出会いからずっと夢見てきたオーストラリア へ旅たちます。 日本でやり残したことも、 やりきれていないことも、 中途半端なことも、 迷惑かけたままなことも たくさん、たくさん、まだまだある。 それでも、それでも、行くのです。 行きたいのです。 いま、しかできない。 ああ、でも本当に切ない。 森の家の貢献人は、アメリカ人男性のドン。 海外出張も多く、週数日は東京で働くメディカルコンサルタントの ドンは50代でプロフェッショナルだし、安心して森の家を 譲り渡せると思ったのです。 それに、「いつでも遊びにおいで!」と言ってくれて、 いつでも帰れる気がしてなんだか安心。 とはいえ、オーストラリアへは、永住目的で行くので どっしりと大らかに構えすぎず、やるべきことを しっかりとやって頑張っていきたいと思います。

グッバイジャパン! グッバイ森の家! さあ、いざバイロンベイへ。