南半球、真夏のオーストラリアで迎える新年は、
なんだか新鮮です。
前半のバイロントリップの次に向かったのは、
旧友 NICK SAXONの待つニューカッスルへ!
ミュージシャンであるNICKとの出逢いは、2011年3月。
その後、2012年の夏、初来日を果たし、
一緒にジャパンツアーを企画、実行しました。
2週間の濃密なツアースケジュール。
お互いの嫌なところも嫌というほど目につき、
おかげで、お互い恋愛対象にはまったくもってならず(笑)
苦楽を共にしたおかげで、ほんとうに、大切な、
弟のような存在になりました。
オーストラリアにきたら、僕の大好きな場所、
サーフスポットを案内するよ。
と前々からいわれていたので、ひとみちゃんと一緒に
ゴールドコーストから45分のフライトでニューカッスルへ。
2012年3月に訪れて以来、2年ぶり。
大好きなお姉ちゃんを喜ばせようと思ったのか、ニック。
かなり気合いが入り、綿密なスケジュールを組んでおりました。
その段取りの良さと、成長っぷり、ホスピタリティーに感激、感心!
ご縁は、こうしてまた自分に還ってくるんだなー。
時間のない中、ニューカッスルでも会いたい人が多すぎて、
無理矢理、予定をつめて会ってきました。
数時間でも実際に顔をみて、キャッチアップするのって
忙しいときこそ!思いやりは大事にしたい。
元サーフライダーAUS理事のクリスは、この地にきたら
必ず会うようにしている大切な友人。彼が紹介してくれた人、
彼がつないでくれた人によって、いまの私とオーストラリアの
関係があるといっても過言ではない。
手前左側がクリスと手前右側が奥さんのクリステン。
今回は、クリスの娘達(ソフィアとルイーザ)には
会えなかったけども、日本からのお土産をとても喜んでくれたみたい。
もう一人は、ナディーン(写真中央の白いブラウス)
ヨガティーチャー、アーティストでもある彼女とは
将来一緒にヨガリトリートをやろうと妄想中。
2年間のブランクもなんのその、数時間ノンストップで
ガールズトーク炸裂。
ナディーンのママ(一番右)、リンとも2年ぶりに会えたし!
*残念ながら、弟のニック(日本に住んでいたこともある
プロサーファーのニックコグランの方)は、フランスへ船乗りの仕事で不在。
そして、ニューカッスルへきたら、車で南へ1時間程度少し足を伸ばし、
マンディーとガールズ達の待つセントラルコーストへ。
BBQディナーを企画して待ってくれていました。
子どもたちもすっかり大きくなっていて、
長男のタズマンは、男の子から立派な青年に!
声変わりもしていて、びっくり〜。
*2年前のトリップの様子はこちらから。
JUSTICEシェイパーのREXは、相変わらずの
気配り上手で、料理上手。
そのまま1泊して、朝はもちろんみんなでサーフィン。
ママサーファー達は相変わらずパワフル、アクティブです!
ニューカッスルに戻って
これからはじまるサーフキャンプの買い出しと
用意を済ませて、向かったさきは、北へ2時間
SEAL ROCKS.
このエリアはこの時期の天敵、北東風、北風をかわすように
入り込んでいて南向きのポイントも多く、
サーファーも少ないから、貸し切りなんてこともざら。
ニックの友達も合流して、
TREACHERY にて待望のキャンプ!
3日間、大自然の中で遊び、
焚き火をみながら、満点の星空の下で
かたり、眠りにつき、
最高に贅沢なサーフキャンプでした。
携帯も圏外で、ほんとうにデジタルデトックス。
キャンプ場を巡回する淹れたてのコーヒーの
美味しいこと〜!確かに、うまいコーヒーが飲みたくなるので
なるほど、の商売ですね。
初日は、波も大当たり〜!
アウトで6人貸し切りの頭オーバー。
透き通る海に浮かんでいると、これまたミラクル!
手で触れられるぐらいの近さまでイルカの大群も
現れて、まさにドルフィンハイ状態。
天国はここにありました。
サーフポイントも、
北向きのTREACHERYのほか、
北西向きのLIGHTHOUSE BEACH
西向きのSEAL ROCKS, BLUEYS BEACH,
南西向きのPACIFIC PALMS,BOOMERANG BEACH,
南向きのELIZABETH BEACH
と、ほんとうにたくさーんあって、どこかしらで風をかわして
サーフィン可能。しかも、どこも数人程度。
キャンプをすると、普段、いかに文明の利器に依存しているか
多くのモノに囲まれいるか、痛感する。
モノを増やすことって、今の時代、実はすごく簡単で
あっという間にいろんなモノが増えている。
逆に、モノを減らすことってほんとうに大変。
時には、捨てるのにだってお金がかかったりする。
SMALL IS BEAUTIFUL
SIMPLE IS SMART.
小さい事は、美しい。
シンプルであることは、スマート。
オーストラリアの大自然に囲まれて暮らしていると
自分は、圧倒的な自然の一部でちっぽけな存在であること
ムリ、ムダをせず、本来の自分のあり方、
自分の魂や細胞がザワザワとして興奮し、
心地よいと感じる生き方を引き出してくれる気がする。
自分のルーツやアイデンティティともいえるような何かが
この土地にはあるような気がしてならない。
8度目のオーストラリアも、
やっぱり最高でした。
またすぐ帰ってくるからね。
最後に、星野道夫さんの「旅をする木」にあった
神話学者ジョセフ・キャンベルの言葉を引用します。
「私たちには、時間という壁が消えて奇跡が現れる神聖な場所が必要だ。
今朝の新聞になにが載っていたか、友達はだれなのか、だれに借りがあり、
だれに貸しのがあるのか、そんなことを一切忘れるような空間、
ないしは一日のうちのひとときがなくてはならない。
本来の自分、自分の将来の姿を純粋に経験し、引き出すことのできる場所だ。
これは創造的な孵化場だ。はじめは何も起こりそうにもないが、
もし自分の聖なる場所をもっていてそれを使うなら、いつか何かが起こるだろう。
人は聖地を創り出すことによって、動植物を神話化することによって、そ
の土地を自分のものにする。つまり、自分の住んでいる土地を霊的な
意味の深い場所に変えるのだ。」