毎年、レモン君のバースデーにはサプライズで旅行を計画していて、
2020年は熱帯雨林の国立公園へ、2021年は森の中のタイニーハウスへ)
行ってきました。
今年は、5月にお義母さんが亡くなってからは、遺産や不動産の整理など、お葬式の後もやることが本当に盛りだくさんすぎて、常にストレスMAX、パニックアタック寸前の状態が数ヶ月続いていました。
レモン君にとって、とっても仲良しで大好きだったお義母さんとの突然すぎる別れは、想像以上に辛いものでした。
ある日は平気でも、突然押し寄せてくる感情の波。後悔、悲しみ、絶望感。
私は、話を聞いて、そばで支えることしかできなかったけど、時間が解決してくれることもあって、
ちょっとずつ、日に日に、元気を取り戻してくれました。
今回のトリップは、例年より遠出して、お隣クイーンズランド州のリゾート地、ヌーサへ!
実は、レモン君、30年前に友達と訪れた際、ヴォルクスワーゲンのコンビ(いまでも乗ってますが!笑)を乗っていて、ロン毛&ヒッピーな格好していたせいか、町役場の人に「街の風紀を見出すから」という理由で、町を追い出されたんだとか。マジな話。
以来、反骨精神もあってか、再び訪れることはなかったヌーサ。
50歳目前を記念に、リベンジトリップを兼ねて、行ってきました、もう一つのパラダイス。
やっと、やっと、落ち着いて、悲しみも少しは和らいで、久々のホリデー。テンションも上がります。
バイロンベイからは、北に250キロ、約4時間のドライブです。
NSW州がサマータイムのいまは、QLD州とは時差が1時間あるので、1時間得した気分になる。
私も4年ぶり(前回は日本の雑誌ANNAマガジンの取材で)とあって、ワクワク。訪れた日曜は、休日のせいか、メインストリートは、人、人、人。バイロンベイより、ぜんっぜん忙しい!
あいにく、オンショアの強風でサーフィンはできず、サクッとドライブの汗を海で流して、ランチをとってから、期待大のキャビンへチェックイン。AirBnb で見つけました。
ヌーサからは山間に車を走らせること40分。
ヌーサヒンターランドと呼ばれるエリは、騒がしい中心街とは打って変わって、とっても静か。
途中、土砂滑りの道を迂回していかなければいけないスリルもあり、たどり着いた先は、50エーカーの森の中に佇む可愛らしいキャビン。
ゲートからは、急な斜面を降っていきます。4WDではない方は、ゲート近くの車を送迎用として借りることもできるそうです。
ソーラーシステム、コンポストトイレ、雨水タンク、と完全オフグリット。
シンプルだけど、必要なものは全て揃ってる。
宿を選んだ決め手は、なんと言っても、このアウトドアバス。
至福の温泉気分が味わえます。
毎日、バスタイムが待ち遠しかった。
湯船のない我が家では、旅行の時ぐらいしか、湯船に浸かれないので、これでもか!っていうぐらい、入浴してました。
毎朝、餌を求めてやってくる、牛たち。とっても大人しい、かわいい子たちでした。
滞在中の4日間は、ヌーサ国立公園の遊歩道をウォーキングしたり、サーフィンも風があって1日できたし、基本的にはのんびり。
ご飯どころで言えば、バースデーディナーで行った、ビーガンレストランHERBERTがとっても美味しかった!野菜のみ、炭水化物も使っていないけど、どのお料理もクリエイティブでボリュームたっぷりでした。
ベジタリアンじゃなくてもおすすめです。
タピオカフリッター(左)と麻婆豆腐&付け合わせの黒胡麻アイス!(右)
ブロッコリーを丸ごとグリルしたメインはボリュームだっぷり。デザートは、レモンメレンゲと柚子ジュレ
夜は、焚き火をしたり。
半アウトドアのキッチンも使い勝手よく、このレトロなガスコンロ&オーブンもかわいらしい。
誕生日の朝は恒例のパンケーキ。
最終日は、隣町のユマンディマーケットに立ち寄ってお買い物。毎週水曜と日曜に開催されているこちらのマーケットには、地元の名産品、クラフト、雑貨、洋服、などたくさんのストールが立ち並んでいました。
4日間とは思えないほど、のんびり、ゆったり、スローダウンできた旅。
人生いろいろあるけども、時には立ち止まって、過去を振り返り、未来を見つめながらも、この瞬間の「いま」を大切に過ごす。
友達が教えてくれた、
If you are depressed, you are living in the past
If you are anxious, you are living in the future.
If you are happy, you are living in the present
という言葉。
過去のことを悔やんだり、未来のことを不安に思うこともあるけど、人生は短い、いまを楽しもう。
レモン君、50歳おめでとう。あなたとの毎日は最高だよ。LOVE YOU,