秋と言えば、食材の秋、収穫の秋。
私の大好きな、ほくほくもの(いも、栗、カボチャ!)がおいしー季節でも
あります。


いすみ市の「かぼちゃフェスタ」にて。ご近所のロブ

そして、毎月11日は、「いただきます」の日、であること
知ってました?

「いただきますの日」プロジェクトは、「いただきます」という言葉に、
5つの感謝が含まれていると考え、わたしたちにも考えるきっかけを与えてくれます。

「自然への感謝」は、作物を育む大地、きれいな水、太陽の恵みへの感謝。
「いのちへの感謝」は、野菜、肉、魚など、人と等しく尊い命への感謝。
「労働への感謝」は、食事が食卓に並ぶまでのたくさんの人の存在への感謝。
「知恵への感謝」は、地域や家庭で受け継がれてきたレシピや知恵、愛情への感謝。
「周りの人への感謝」は、一緒に楽しい食卓を囲んでくれる身近な人たちへの感謝。

「いただきますの日」プロジェクトが提案する5つの感謝は、
言われてみるとどれも心から納得できるもの。でも、つい忘れがちだったり、
これまで考えたことがなかったりすることばかり。また、これらの感謝を考える
ことは同時に、自然環境のことや、いのちをいただくことへの尊さ、
受け継がれてきた食文化などという大きなテーマまで考えさせられるものとなっています。

以上、greenz.jpの記事より引用

10月のロハスサンデーのテーマは、「食」だったこともあって、
食の楽しさ、おいしさ、だけじゃなく、食をめぐるさまざまな
問題についても取り上げました。

山形で、世代を超えて種を守り、在来作物をつくり続けている
地域の農家の人たちだったり、また、それを美味しく頂くレシピとして
よみがえらせたシェフだったりと、ココロにもお腹にも
優しい映画「よみがえりのレシピ」を
ご紹介したり。

種を守り続けていくことの大切さ、について、
いまはタイのコミュニティ在住のロハスサンデー前DJココちゃん
が書いたコチラの記事, No Seed No Life もとってもステキですよ。

そして、いま、何かと話題になっている、TPP加盟について
遺伝子組み換えの問題について、専門家の安田節子さんに
いろいろ伺ってみたり。

ちなみに、TPPについて、いまいちわからない、という
声をよく聞きますが、安田さんのコチラの資料が大変わかりやすいです。

サルでもわかるTPP

まあ、ざっくりいっちゃえば、
基本的には原発と同じ構造で、
一部の大企業、既得権益者のために、市民、国民が搾取され
不利益を被る、という体質のものです。

そして、本来私たち国民が知るべき重要な決定事項や、
その結論に至までのそもそもの議論のプロセスが国民に開示されない
*TPPの場合、その議論の内容を開示してはいけないという、意味不明な規定
がある、というなんとも、透明性にかけるもの。

私たちの食のあり方、食の未来は大丈夫か、
と思ってしまいます。

さらに、世界を見渡せば、世界には全ての人が充分にたべられるだけの
食料が生産されているというのに、8人に1人の人が飢えている
という、壊れた食料システムの問題があります。

世界の食料システムの話(7分半、英語のみ)

これは、ひとえに、食を選ぶ、私たち一人ひとりの消費行動(特に先進国)
が招いた結果といってもいいかもしれません。

だったら、なおさらのこと。
そのシステムに加担しているなら、
できることはたくさんあるはず。

そんな想いから立ち上がったのが、OXFAMの新キャンペーンGROW !

先日、このキャンペーンの担当、森下麻衣子ちゃんにも
ラジオ出演頂いて、その後、キックオフミーティングがあったので
参加してきました!参加者は、同窓会のような懐かしい面子がちらほら。
食の分野で活躍する女子、環境系メディアの女子、環境NGOなどで働く女子、
総勢15人ぐらいの女子会でした〜!

GROWのキャンペーンでは、この壊れた食料システムを
なおし、「キッチンから世界を変える!」と呼びかけて
誰もがおいしく、楽しく、安全に食べ物が食べられる社会を
つくっていくことを目指しています。

イメージ映像(45秒、日本語字幕つき)

そんな世界を実現するための方法、
5つのGROWメソッドをご紹介すると


1) 残さない
2) 旬のものをえらぶ
3) サポートする
4) 肉を減らす
5) スマートクッキング

です。どれも、今日から、ご家庭でできることばかりです。

GROWメソッドに基づいて、南風食堂がプロデュースした
ヘルシーでおいしーーGROW Plate は、渋谷のDaylight Kitchen で頂けますよ〜。

そして、私がもう一歩前に進むために提案したいのは、家庭の次は、
友達の間、あるいは職場でこの意識を広めていくこと。

例えば、私がgreenz.jpにいた頃、持続可能な社会づくりをうたうのなら、
せめて、言っていることとやっていることを一致させようよ!という提案で、
また、社員の健康のために、福利厚生として週1日は、
ランチに「マクロビオティックお弁当」のケータリングを支給、
そして千葉の三里塚の農家さんから旬の野菜宅配ボックスを
届けてもらって、新鮮な有機野菜を現物支給としてスタッフでシェアしていました。

ランチ時って、時間がなくてついコンビニだったり、ぱっと買ってすませてしまう
方も多いと思いますが、週1日ぐらい、カラダと地球に優しいものをみんなで
選んで食べる、というのはどうでしょう?

そして、もうひとつオススメしたいのが、GROWのコンセプトでもある

「友産友消」

地産地消ならぬ、友達がつくったものを友達同士で頂く、という
考え方ですね。おうちでパーティーを主催する際、あるいはポットラックに
お呼ばれする際は、できれば、自分の友達がつくっている食べものを
もっていくと、会話も盛り上がるし、何より、その食べ物のおいしさを
他の人にも宣伝できるし、何より一緒に味わってもらえる!というのは、
嬉しいですよね。

私もご近所にブラウンズフィールドや有機農家、いろんなオーガニックの
加工食品をつくっている友人がいます。友達が心をこめてつくったものは
やっぱり、美味しいし、何より安心できる。

美味しいことは楽しい。

世界の食料システムを支えているのは、まぎれもなく私たち
一人一人の消費者。

できることから、小さな事ことからはじめてみましょう。

友産友消、ぜひ広めてください!