遅ればせながら、iPhone(3GS)デビューしました。
ウェブメディアを運営しながら、極力アナログでいたいと思って(というより機械系得意じゃないし)、greenzの他のメンバーが盛り上がるギークなネット系の話題は基本右耳から左耳へスルー(というより単語が理解できないし)、あまり興味もわかなかった。
でも、仕事柄、ある程度基本は押さえておかないと、そろそろまずいという焦りもあって、とりあえずiPhoneを買ってみた。で、Twitterもちゃんとやりはじめた。
Twitterとは?
- Twitter(ついったー)は、「つぶやき」とよばれる最大140文字までの短いメッセージを交換し合う、ブログとチャットを掛け合わせたような新しいコミュニケーションツールです。米 Obvious社(現在のTwitter社)が開発し、2006年7月にサービスを始めました。オバマ大統領が有権者とのコミュニケーションに活用していたり、マスメディアに届かない生の声が聞けるとして、海外で急速な発展を遂げています。
Twitterについては、単に「つぶやいているだけ」と思っていたけど、これが実に奥が深い!先月のgreendrinks Tokyoでも「Twitterが世界を変える!」と題してトークイベントを行いましたが、勉強になりました。
greendrinks Tokyo (7月9日@五反田ソニック)イベントレポート
大盛況のgreen drinks Tokyoレポート!(7/9) 世界で注目されているTwitterの魅力に迫る!
http://greenz.jp/2009/07/17/twitter_for_socialchange/;
Twitterが世界を変える!ということに対していろいろ意見はあるかと思いますが、インターネットが普及して誰でも情報を発信できるようになったように、少なくともTwitterの広がりによって、情報の分散化が進み、メディアの在り方そのものが変わってきているように感じます(Twittterの盛り上がりについては、こちらの資料が参考になるかもしれません)。
先のイラン大統領選挙不正疑惑の際に、学生が中心となって現地からTwitterをつかってリアルな情報を発信していたことは記憶に新しい(#iranelection)。と同時に、イラン政府が情報規制をしいて、あらゆるソーシャルメディア、ソーシャルツールへのアクセスができなくなっていったことも議論をよびました。そのあたりの様子は、Fumiさんのブログに詳しく書いてありますが、マスメディアでは決して流れてこないような情報、マスメディアでは対応しきれないようなスピード感ある生きた情報がTwitter経由で全世界にひろがりました。
もともとこの問題に欧米のTwitterユーザが関心を持ち始めたのは #iranelection が盛り上がったからでも、マスコミが注目したからでもなく、自由を希求し、暴力や権力と戦う学生たちのTweetが流れてきて、それが彼らの関心を引いたからということがあります。もちろん利権やイデオロギーがどうのということが発端になった人もいるかもしれませんが、殆どの普通の人たちはもっと単純な理由で支援を表明し始めたのだったと思います。(Fumiwさんのブログより)
情報そのものよりも、その発信者のストーリーが聞こえてきて感じられたから、人々は関心をもったのだと思う。
世界で大変なことが起きていても、いままでは、テレビや新聞を通してしか知ることのできなくて(しかもたいていは情報操作の入った)、故にどこか遠い国で起こっていること、自分にはあまり関係のないこと、という感じで多くの人が情報というものをとらえてきたと思う。でも、いいか悪いかは別として、こういったソーシャルツールのおかげで、人々のコミュニケーションは断然早くなったし、同時に意識の距離も近く、短くなった。
さもすれば右から左へただ流れて、気がつかれずにコトが終わってしまうような情報に、発信者の意図や心情、その時の情景描写なんかがあわさって、それがまた社会的な共感をよんで、人々の間でそのメッセージがどんどん勝手に増殖、伝播していく。
Twitterは、世界で今起こっている出来事と人とをリアルタイムで結びつけ、その物事を「自分の身近なこと」として捉えるキッカケを与えてくれるのツールなのです。そして更にそこから生まれた人々の思いをつなげていきます。By Twitter創業者
メディアの世界にしろ、政治の世界にしろ、環境・社会問題の世界にしろ、こういった変わりゆく世界の様子ををポジティブにとらえて、その解決策を提示していていくのがgreenzの役目だとしたら、そういう意味で、greenzはいわゆる一般の「エコサイト」とはちょっと違う(むしろ、ベタベタなエコ情報はネタとしてあまり持っていなかったりする・・)。ましてや 「環境問題を発信、啓もうするウェブサイト」 でもない。もっと広義にとらえると、社会をよりよくデザインするためのメディアであって、ソーシャルメディアという打ち出しを最近しているわけです。
で、ソーシャルメディアと自称する以上、ソーシャルツールを使いこなせないと話にならないので、話を元に戻しますが、iPhoneを買ったわけです。Twitterヘビーユーザーではありませんが、いまのところ楽しみながら使ってます。
先週末は、apbank fes’09@つま恋会場からTwitterをつかって実況中継をやってきました。
初日レポート
今年もやってきたap bank fes’09!! グリーンズメンバーがtwitterでつぶやき中。
http://greenz.jp/2009/07/18/apbankfes09/;
2日目レポート
ap bank fes’09 2日目! ひきつづきTwitterで実況中継中!!
http://greenz.jp/2009/07/19/apbankfes09-2/;
感動のフィナーレと全員集合!
おそくら、花火の動画をいち早くアップしたウェブサイトじゃないでしょうか!
ap bank fes’09 最終日速報!クライマックスの花火も見れて無事終了!
http://greenz.jp/2009/07/20/ap-bank-fes09-03_part2/;
ソーシャルメディア、についてはまだまだ勉強中ですが、とりあえず Twitterを続けてみて、脱アナログ!をそろそろ目指したいと思います。
最後にTwitter入門者の方にワンポイントアドバイス。
Twitterをやる際のポーズは、↓がお手本ですよ(greenz編集長 鈴木菜央)