オーストラリア人にとって、ビーチはとっても身近なもの。
サーファーでなくとも、海は日常の延長にあって、癒しの場、遊びの場、学びの場、繋がりの場でもある。
どこのビーチもきれいに整備されていて、ビーチカルチャーが深く根付いているこの地でも、
それを汚そうとする人がいる。
先日、オーストラリア東海岸(ニューカッスルからウロンゴン沖、全長8200km!)にかけて計画されている
オフショア石油ガス採掘プロジェクト#PEP 11に意を唱えるパドルアウトプロテストに参加してきました!
主宰したのは、サーフライダーファウンデーションオーストラリア。
サーフライダーはアメリカを本部とする国際環境NGOで、海岸の環境保全をミッションにグローバルに活動しています。
かつて私も日本で10年間ぐらいさまざまな活動にかかわっていて、
サーフライダーのおかげで国内外いろいろな場所に旅をさせてもらい、海を守るためのアクションに参加し、
その繋がりはいまも生きているし、世界中に大切な友達ができました。
東海岸の主要ビーチを廻り、各地でこのプロテストキャンペーンを率先してきたのは、パタゴニアアンバサダーでもあり、女性ロングボーダーの憧れ、ベリンダ・バグス。優雅でスタイリッシュにノーズライドするその姿を見たときは、そのあまりの美しさにスローモーションを見ているかのようで、感動したのを覚えています。ちなみに、下の写真は、ベリンダがパタゴニアサーフ千葉店オープンの際に来日した際(たぶん10年ぐらい前?)、一緒に撮ったスナップ。息子のレイソン君がまだ赤ん坊だった。
ミーハーぶりを発揮し、当時ラジオパーソナリティーを務めていたJ WAVEの「ロハスサンデー」でもゲストインタビューさせてもらった。
久しくこうした活動には参加してなかったけど、こうしてまた、志を同じくする仲間たちの
力強いポジティブなエネルギーに刺激を受けて、アクティビストの血が騒ぎ、昔の自分に戻ったようでした。
いまでも大切な友人であり、メンターであり、かつてのアメリカサーフライダーのCEOジムが言っていた言葉を
思い出しました。
The Ocean is never protected. It has always been protected “
<意訳>
海は自然と守られているんじゃない。先人たちによって、いつだって守られてきたんだ’
いまある美しい海が海であるのも、これから先、美しいままでい続けられるのも、
いつだって、そこに集い、敬い、大切に守ってきた人たちの思いと行動があったからこそ。
私たちも、この美しい自然環境を次世代に残せるように、できることからやっていこう。