海や自然って、人のココロやカラダを癒してくれる不思議なパワーがありますよね。
悲しいとき、落ち込んだ時、元気がないときこそ、自然の中に飛び込んで、ただただ身を置くだけで
ひろーーい地球上の上で自分の存在なんてちっぽけで、儚いということに気がつきます。
自然はいつだって変わらずにそこにあって、ただただ、あるがまままを受け入れてくれます。
サーフィンは海と地球の波動と一体になれる特別な体験だと思います。
その興奮や感動は味わった人にしかわからないものだけれどサーファーならご存知の通り、
海と自分のライフスタイルが切り離せないものになっていきます。
それでも、人間、いろいろあります。
どうしようもなく辛いこと、悲しいこと、
人生には起きます。
自分を責めたり、誰にも打ち明けられずに塞ぎ込んでしまったり。
人間ですからいろいろあります。
そんな時こそ、一緒に海にででてともに波にのって、その喜びを分かち合い、
少し気が晴れたところで、勇気を振り絞って自分の悩みや問題を
打ち明けてみたら、波に乗るように気持ちがすーーと楽になるかもしれない。
そんなムーブメントを立ち上げた仲間たちのイベント
One Waves is all it takes のバイロンベイサーフミートに参加してきました。
誰でも参加できて、現地集合。
できるだけカラフルな衣装やウェットスーツを着用することで
他の人を笑顔にしたり、会話のきっかけをつくったり。
ファウンダーのグラントは、10年以上、自身の精神的病いと孤独に戦い、外では陽気に振る舞い、でも自身の苦悩を誰にも話せず。
ついには病院で双極性障害と診断されました。
辛い闘病生活から抜け出し、彼を救ってくれたのが、サーフィン。
以来、同じような心境、境遇の仲間を勇気付けたい、支えたいという想いで、
サムと一緒にONE WAVES IS ALL IT TAKESを2013年2月に立ち上げました。
ビーチでお互いの悩みや心理的な状況などを語らい
(もちろん強制ではありません)他の人のストーリーを聞くだけで、
「そんな風に考えたり、悩んだりしているのは自分だけじゃなかったんだ」
「自分の悩みなんて、それに比べるとたいしたことないな」とか
思えたりします。
いまでは、このファンキーなームーブメントは、世界50箇所以上のビーチで開催されています。
そして、ともに波に乗り、海辺でのBBQ にライブミュージック。
海が教えてくれること。
サーフィンを通じたつながり。
スローで豊かな土曜の朝を過ごしながら、サーフィンってやっぱり人生には欠かせないものだなーと
改めて思ったのでした。