バイロンに来てからも、何かとお世話になっているジョニー。
ビジネスのアドバイスや今後のコラボプロジェクトのアイディア出しなど
いつもクリエイティブでポジティブなジョニーには希望と勇気をもらっています。

ジョニーとは2年前にバイロンで出会って以来、意気投合し、ワクワクするような出会とい学びをくれる大切な友人。

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ジョニーと奥さんのジェスの暮らしと旅のスタイル、人生観を映し出している
彼らのサイト Rebel on a Rainbowもとても素敵なので、要チェックですよ。

そんな彼らが新しくはじめたのが、VANLIFE

その初となるギャザリングが開催され、私はおにぎりワークショップを
開催してきました!

オーストラリアの国土は、日本の約21倍、世界で6番目に広く、
地球上で最大の島で、最小の大陸です。
でも、人口は2300万人(2013年3月時)、日本の6分の1。

オージーのおおらかな国民性はこの広大な土地がもたらす
開放感からくるアウトドア思考のおかげかもしれません。
細かいことは気にせず、go with the flow
型にはまらず、自由にノマド的に、自然に寄り添って、
自然とうまく共存して暮らす人が多い気がします。

美しい自然の中で大切な家族や仲間達と過ごす時間が
何よりもかけがえのないもので、本質的な豊かさであることを
彼らは知っているように思います。

自然の中に身を置くと、生きる上でほんとうに必要なモノは
実はそんなにないと気がつきます。

それを体現しているのが必要最低限のものをもって、
非日常的な体験にちょっとドキドキするキャンプであり、
その発展系が最近注目されつつある VANLIFE.

VANLIFE とは、文字通り、VAN = バン(車、日本でいうワゴン車タイプ)+LIFE (暮らし)
をかけあわせた造語で、暮らしに必要なモノを一台のバンに詰め込んで
旅をするように暮らすライフスタイルのこと。

なんだかジプシー的に聞こえますが(笑)、誰もが憧れる
シンプルで自由な暮らしは、いまアツい視線をあつめています。

HOME IS WHERE YOU PARK IT の著者でもあり、VANLIFE の提唱者でもある
フォスター・ハンティントンは、企業のブランディングなどを多く手がけたのち、
故郷に戻り山の麓に組み上げたツリーハウスで暮らすアメリカ人サーファー
彼が手がけたツリーハウスプロジェクト、もこれまた素敵!!

フォスターのインスタグラムアカウントには、彼のライフスタイルから切り取られた
美しい情景や、いますぐ旅に出たくなる衝動にかられるような写真が満載。

VANLIFE のウェブサイトには、フォスターと同じようなライフスタイルを送る
世界中の人々から写真が投稿され、見ているだけですでに旅気分。

そうしたライフスタイルを志向する人たちのストーリーを読み解いていくと、
びっくりすることに意外と多くの人がその昔はキャリア志向で
安定した職についていて、企業や社会のコマとしてあくせく働いていたという背景をもっている。
実際、フォスターもNYでのクリエイティブな職を捨て、VANLIFE を選んだ。

何かのきっかけで、ある時、人生はもっと自由で楽しくていいはずだと思い、
それぞれのタイミングで、人生をダウンサイズし、極限までに
シンプル化し、たどり着いたのが VANLIFE という生き方。

日本とハワイを行き来する本田直之さん、ニュージランドと日本でのデュアルライフを
実践する四角大輔さんの言葉を借りれば、いまの時代にあったライフワーク、
ライフスタイルが、「モバイルボヘミアン」だそうで、その究極のカタチが
VANLIFE ではないでしょうか。

もちろん、仕事の内容や家族構成、その他のさまざまな諸条件を考えれば、
誰にでも簡単にできる生き方ではないけど、多くの人が自分の働き方や暮らしの
疑問をもち、自分の生きる意味やほんとうの目的を探し、
コミュニティや社会、自然とのより深いつながりを求めているいま、
こうしたライフスタイルが単なる憧れではなく、実践されていることは
多くの人に希望とインスピレーションを与えているはずです。

さて、話をオーストラリアに戻しますが、この国には無人のビーチや広大な公園、
キャンプ場、オートキャンプ場がいたるところに点在し、キャンプ場も非常に整備されていて、
多くはWIFI完備。まさに、モバイルボヘミアン天国です!

先日、そんなVANLIFEのスピリットを分かち合う初のギャザリングが
開催され、参加してきました!

主催してくれたのは、オーストラリア版VANLIFEを実践するジョニーと&ジェス。

ジョニーのご両親と兄弟が暮らすファームに数台のバンが集まり、
イベントがキックオフしました。

ジョニーのパパとママ、おばあちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、姪っ子、甥っ子も
集まって、なんともアットホームな集いに。

ジョニーとは2年前にバイロンで出会って以来、意気投合し、ワクワクするような出会とい学びをくれる大切な友人。
ジョニーとジェスの暮らしと旅のスタイル、人生観を映し出している
彼らのサイト Rebel on a Rainbowもとても素敵なので、要チェックですよ。

今回の記念すべき初のギャザリングは参加者同士がもちよりで企画参加し、
一体感やつながりをキーワードに、アートのワークショップや音楽のジャムセッションが
あり、私はお料理担当ということで、おにぎりワークショップを実施!

この日のメニューは、

カブの葉っぱをしょうがで炒めて玄米にまぜたおにぎり
キャンプの定番味噌焼きおにぎきり
さつまいもとキヌアのパテwith 豆腐バジルマヨネーズ
焼き豆腐と紫キャベツのゴマサラダ
根菜の味噌汁
豆腐チーズケーキ(乳製品なし、グルテンフリー)

事前に家で仕込んだものもありましたが、おにぎりを握るのと
味噌汁の作り方をデモンストレーション。

日本人なら誰もが大好きなおにぎりと味噌汁という
最強の組み合わせは、オージーにも大好評でした。
日本人=お寿司、以外のこうしたシンプルな日本食、定食スタイルを
広めたいとおもっているので、まずは大成功!

アートのワークショップを担当したセーラは、ママと参加。
姉妹のように仲がよくて、ママもアウトドア大好き。常に裸足でした。

夜は、焚き火を焚き、火を囲みながら、心地よい音楽に酔いしれる。
満点の星空の下、眠りにつき、朝日と鳥のさえずりで目が覚める。

ただ、それだけでも贅沢な時間ですが、ファームにはジョニーのお母さんシェリルが
植えたマンゴー、アボカド、パッションフルーツ、オレンジ、マカダミアナッツなどの
木々があり、捥ぎたてのフルーツをつかった愛情たっぷりの朝食までごちそうになり、
アットホームな家族ぐるみのおもてなしに胸があつくなりました。

6人の子どもを育て上げたシェリルとジョニーのお父さんのグレイアムは、
息子たちに触発され、いまの夢はバンを買って旅をすること!

いくつになっても、自由でいたい、旅するように生きたい、と
願う子どものような純粋なハートをもった大人たちがまわりにいることは
とても幸せなことのように感じます.

日常の喧騒から逃れた自然の中での体験や旅は、その時間と空間を共有した人同士のつながりをより濃く、
深いものにしてくれる気がします。その瞬間瞬間が永遠のように感じられ、
でも過ぎ去ってしまうとまるで全ての出来事が夢だったかのような、あったかい気持ちになり、
幸福感に包まれます

日本でも最近スモールハウス、タイニーハウスのムーブメントが盛り上がっているようだから、
このシンプルライフ、VANLIFE 的なことを実践されている方いたら、
ぜひ一緒にやりましょうー!