バイロンベイツアーもいよいよ後半戦へ。
英会話学校は午前9時から12時半までなので、
授業の前や後にサーフィン出来る時間もたっぷり。
中古のアルメリックサーフボードを
$450(フィン付き)でゲット。寒い日本を離れて
透き通る暖かい海でのサーフィンを楽しんでいました。
バイロンベイの街中にあるサーフポイントで
もっとも有名なのは、The Pass (ザ パス)でしょう。
ビーチは、北西を向き、波質は数百メートルは乗れる
パーフェクトなライトハンダー。ロータイドに向かう
時間帯がベストです。
だいたい混雑していて、慣れないとなかなか波をゲット
できませんが、老若男女が楽しくサーフィンする
メッカでもあり、特に女性ロングボーダーが多いことでも
世界的に有名なポイント。サーフィンも上手でかわいい女の子も多い。
ベストスウェルは、北東または東のうねりで、大きい南東スウェルの時も
ブレイクし、風は南東、南西がクリーンでオフショア。
The Pass の東側、Wategoes (ワテゴーズ)も同じような
ファンウェーブで、The Pass よりもメローで混雑度は低めかな。
私がバイロンベイに到着してから波もコンスタントにあり
透明度も高い。サーフィン中に亀やイルカに遭遇、なんてことも
珍しくありません。
バイロンベイのオーガニックで開放的な雰囲気も
最高ですが、「Byron is another planet 」と言われるぐらい、
オーストラリアの中でも独特で多種多様なカルチャーが入り混じる
メルティングポット。
オーストラリアは日本の国土の20倍ながら人口は2,400万人程度。
バイロンを離れて、混雑知らずの波とオーストラリアらしい田舎町も
見てほしいとおもって、旅の後半は、バイロンベイから南へ130キロの町、
ヤンバへと向かいます。
オーストラリアの中でも1、2を争うぐらいワールドクラスの波が割れる
アンギャーリー。運良く?運悪く?サイクロン級の東うねりが急速に
発達し、到着してみれば、ゆうに6ftは超えるマシンブレイク。。。
写真ではわかりづらいし、崖の上から見ると小さいですが、
人がテイクオフした時のフェイスの厚さと大きさといったら。。。
あまりにサイズが大きすぎてお呼びでないので(ニックは興奮していたけど)、
さらに南へ45分ドライヴ。
未舗装の道を抜けた先は、サンドンリーバー。
ここは国立公園に指定されていて、南に面し、東からの風とうねりを
かわしてくれているポイントで貸切入水。
誰もいないビーチでサーフィン。
バイロンベイの混雑が嘘のように思えるぐらい
静かで穏やかな時間が流れています。
ヤンバでのステイ先は、キャンプ&ホームステイ。
ニックの友達でギャビーと愛娘セルキーのお宅にお邪魔しました。
アンギャーリーのポイントからも徒歩圏内の好立地にあり
昔ながらのビーチハウスを彷彿とさせるような、少し古びた
つくりですが、それがまた趣があって温かみがあって
居心地がよい。
ナットヤングや、ビラボン創設者の自邸などもここにあります。
コンクリートの近代的な新築よりこういったラスティックでシンプルな
おうちのほうが落ち着きます。まるで我が家のようにくつろいじゃった。
キャンプスタイルなので、お庭にテントをはらせてもらったり
あるいは室内にマットレスをひいて寝たり。
このユルさが最高です。
お庭には、マンゴーの木!
毎朝もぎとってかぶりつきます。
パパイヤやお野菜、ハーブなどたくさん元気に育っていて、
お料理もしがいがあります。
ホテルライクな快適さやゴージャス感はないから、人にとって
好き嫌い、向き不向きはあるけど、
地元の人の暮らしに溶け込み、同じ空間と時間を
共有することは、旅の醍醐味じゃないかなあ。
到着した夜は節分ということもあって、HIROMIX KITCHENの出番。
みんなに日本の伝統と風習を説明しながら、西南西を
むいて願いを込めて、静かに恵方巻きをほおばりました。
翌日ものんびり気の向くままにサーフィンしたり
散歩したり。
ヤンバの市街にいけばお店は
たくさんありますが、アンギャリーのポイント近くにあるのは
よろず屋的なお店とカフェが2軒のみ。
家から一番近いSPOOKY BEACH
ここでもメローな波で貸切サーフィン。
サーフィンの合間にはヨガレッスンも。
今後は、サーフ&ヨガのリトリートも企画していますよー。
2泊3日のサーフキャンプでしたが、もっとずっと長くいたような
感じで、それはきっとギャビーの温かいホスピタリティーのおかげかな。
朝昼晩の食事は私が担当したのだけど、最終日の夜は、美味しい
生春巻きをつくってくれて、みんなで火を囲んでBBQ.
地元の生協で仕入れいてきた新鮮な魚をグリルして青空ディナー。
家の中でテーブルに座って食べるより、外で芝生の上で
食べる方が美味しいのはなんでだろう。
火を囲むと人は心を解放し、ゆるやかになる気がする。
ギターで音を奏ではじめると、セルキーも歌を披露してくれた。
美味しい食事や音楽に言葉はいらない。
その瞬間瞬間が大事に、愛おしく思えてくる。
行きたい場所、目的地があって、まだ見ぬ景色と刺激をもとめて、
住み慣れた場所を離れて人は旅に出発するわけだけど、
きっと、どこに行くかは目的じゃなくて
そこに行ったときにどんな直感が働いて(そしてどれだけ
それを信じられて)どんな出会いを引き寄せられるか。
ガイドブックにのせられたお決まりの旅をゆくのではなくて、
どんな新しい刺激的な出会いがあって、
ともに何をし、どんな時間と経験を共有したかが旅の濃さを
決める気がする。
そして、それは次の旅へと連鎖して、
また次の出会いやつながりを呼び寄せてくれて
結果的には自分の人生をより色濃いものにしてくれる。
満点の星空のした、ギターの音色を聴きながら、
いまここにいられること、8年かかって思い描いてきた
夢が少しずつ形になりそうなことに感謝しながら、
そんなことを思いました。
2泊3日のヤンバトリップもあっという間。
ギャビーとセルキーに別れを告げ、
またバイロンへ戻って旅の最終日。
最後の晩餐をみんなで囲んで、
旅の思い出を語りながら、旅も終わりへ。
でも、終わりがあるから、次のはじまりがある。
人生という名の旅が今日もまた
はじまります。
以上3回にわたってお届けしたバイロンベイツアーVOL1 !
こんな感じでゆるりとアットホームな旅のスタイル、
おもてなしのカタチをお届けしたいと思っています。
現在バイロンベイで会社設立準備中ですので、
ホームページが出来次第、今後のツアーの企画や予定などは
お知らせしていきますね。