バイロンベイの魅力は、なんといっても美しい自然。
白い砂浜にターコイズブルーの海。
静寂に包まれた緑の濃い森。
自然の息吹を感じるマイナスイオンたっぷりの滝。
バイロンの街並みと融合したビーチも美しいけれど、
その喧騒から車で10分もドライブすれば、
圧倒的な大自然が待っています。
都会のノイズの中では感じることのできない刺激を
カラダ全体で、五感で感じてほしい。
眠っていた野生の感覚がうずうずと目覚めるような、
細胞がワクワクと喜ぶような、童心にかえったような
気持ちになってほしい。
それと、もうひとつ。
私がツアーを組み立てる上で大切にしたいのは
自然の美しさやありがたさを、あたかも当たり前のものとして
ただ受けいれるのではなくて、人間は地球に住まわせてもらっている
生態系の一部でしかない、ということに気づき、
自分の日々の行動/行為の結果が環境にどういう影響を与えているのか、
いま環境はどうなっているのか、そのために自分ができることは
あるのか。そんなことを感じてほしい。
今回のツアーでも週末を利用してバイロンベイの自然を
体験するだけでなく、その自然保護に対する取り組み(&問題)
を学び、少しでも地域に貢献、還元できたらと
思って企画しました。
アレンジしたアクティビティは、まずは、地元の環境保護団体
Positive Change For Marine Life が主催するビーチクリーン。
毎週第1、第3土曜にバイロンのメインビーチで開催しています。
Positive Change For Marine Life の代表カールは、
来日経験もあり、千葉の森の我が家にも遊びに来てくれた
時からのつながり。いつか一緒に何かできたらいいなと
思っていたので、ようやく実現!一期一会と思っていた出会いも
こうして「いま」につながっている。
日本のビーチクリーンでもそうですが、やっぱり一番多いのは
プラスチックの破片やタバコの吸殻。
バイロンのように綺麗に見えるビーチでも、
悲しいかな、小さなゴミはたくさん落ちているのです。
ゴミを集めたら、今度は仕分けをします。
これもサーフライダーでも取り入れている手法であり、
International Coastla Cleanupという団体が取りまとめている
世界共通の記入用紙があって、細かくゴミを分析し、
それぞれの個数を記入していきます。
朝からいい汗をかきました〜。
ってことで、次は、滝へのハイキング。
バイロンベイから車で20分程度、NEWRYBAR という町の
先にあるKILLEN FALLS へ。
途中、地元で人気のHARVEST CAFEに立ち寄り。
ここは、3年前中嶋デコさんのマクロビお料理教室を
やった場所でもあって、その当時は、レストランだけだったけど
いまは隣にデリショップもできて、厳選された材料や店先の
ガーデンで栽培したハーブなどでつくったオリジナル商品、
自家製のハムやチーズもつくっています。
100年前のオーブンで毎朝焼き上げるパンが
美味しいと評判です。毎週日曜はパンフェスタを
やっているみたいなので今度行ってみようっと。
美味しそうなものばかりみていたら、お腹が減ってきたので
一路滝へ。
ブッシュを歩くこと10分程度。
最近振りつづいた雨のおかげでご覧の通りの水量!
修行僧のごとく、滝に打たれて身を清めてきました。
ほてった体に少しひんやりとした水がなんとも気持ちいい!
ひと泳ぎしてクールダウンしたら、
美味しいパンと、クラッカーとチーズ、ディップ、
フルーツを並べてピクニックタイム。
どんな豪勢なランチより、青空の下で食べるご飯は
なぜかとっても美味しいし、とても贅沢な時間。
マンゴーの木を庭に植えることが夢!の私にとって、
道端にどっさり落ちている、しかも完全無肥料無科学の
マンゴーにか丸ごとぶりつけるほど幸せなことはありません。
そして雲行きが怪しくなってきたところで足早に退散。
予感は的中し、ヒョウが降ってきました〜!
最初は小粒ではしゃいでいたら、そのうち、みるみる
ヒョウのサイズが大きくなって、最終的にゴルブボールサイズに。
さすが、オーストラリア。自然のパワーも破壊的すぎる。
この日のドライブに友達から借りた1971年式のクラシックカーに
傷がつくほどのヒョウの威力にビビりました。とほほ。
これ、頭に直撃したら死にそう。。。
でも、変わりやすい天気で、翌朝は見事に快晴!
今度は、海の中へ冒険。
Go SEA KAYAK
のツアーに参加し、沖合へカヤックツアー。
こちらのツアーでは、オーストラリア最東端としての
バイロンベイの歴史やバンドウイルカの話しなど
遊び+レクチャーをしてくれるので、私はカヤックに同乗しながら
通訳を務めます。
イルカの群れにも遭遇できます。
水中はカメや魚たちの住処。
もちろん、自然相手なので、イルカもカメにも出会えない場合も
ありますが、けっこうな確率で発見できます。
シュノーケルするだけでも十分癒されます。
ツアー自体は2時間〜3時間。
二人一組で漕ぐのでそれなりに体力がいりますが、
女性や子供でも大丈夫です。ただ、船酔いしやすい人は
気持ち悪くなるケースもあるようなので、二日酔いの人は
おすすめしません(笑)。
波がなくてサーフィンができなくても、
サーファーじゃなくても、
自然のリズムにあわせてスローに、ただただのんびり
過ごすだけでも、気持ちがいいもんです。
ただ、やっぱりサーフィンに勝るものはないから、
旅はサーフィン編へとつづきます。