寒い寒いとはきいていましたが、冬の森はほんとうに、芯から冷えます。
薪ストーブなくして冬は乗り切れません。

普段はひっそりと森の静寂にとけ込むように
シンプルに暮らし、薪ストーブも(けちって)お休みの我が家ですが
ゲストがきたときは、火遊びも楽しみのひとつ、
という感じで、みんなであったかいお料理を囲んで
パーティーがはじまります。

12月にはオーストラリアのニンビンで出会ったかえちゃん
NZ出身のエレンをつれて遊びにきてくれた。ちなみに、エレンは翌朝から
10日間、茂原のヴィパッサナー
瞑想ワークショップ
へ参加へしたそう。今度わたしもうけてみたい。

ご近所ブラウンズフィールドのデコさんの姪っ子と偶然にも
友達というかえちゃん。この日はデコさんもご招待してみんなで
インターナショナルなお料理対決!

我が家に長期ステイしているトニーの歓迎会も兼ねました。

トニーは、サーフライダーヨーロッパよりインターンとして
12月に来日。SFJ事務局で一年間働いてくれます。
フランス政府の助成金によるインターンシップに応募し
日本への留学/旅行経験もあり、日本語も会話程度ですが、
「震災が起きて、大好きな日本のために恩返しができたら」
という優しいココロの持ち主で、採用しました。
いままで一人だったから、一緒に働く仲間が増えるってだけで
単純に嬉しいなあ。

日本人以上に真面目で礼儀正しく、もの静かなトニー。
私がいままで出会ったフランス人にしては、珍しいタイプかも。
料理は不得意というので、料理担当はわたし、
肉体労働系はトニーとWork Exchange が簡単に叶うのも
シェアハウスの魅力。

夏のゲストもそうでしたが、どうやら我が家はなんだか
とっても居心地がいいそうで、国籍問わず、いろんな人が
出入りして、いいエネルギーが相互作用して、いい「気」にあふれているそう。
きっと、楽しいポジティブな波は、その次の楽しい波を呼び寄せ、
どんどん楽しくなっていっちゃうんじゃないかと。


週1日は一緒にご飯&波乗を楽しむご近所ロブのホームパーティーへみんなで!私のゲストはロブのゲスト、みたいな感覚。もはや家族みたい。

脱原発世界会議のスピーカーの一人で、Positive change for Marine Life
という海洋環境保護団体の代表を務めるカールは、実はバイロン出身!
仕事で来日していて、友人に紹介されて東京で打ち合わせしていたとき、
「去年の3月頃もしかしてバイロンでサーフィンしていた?」と聞かれ、
ええーーーーー!!いましたとも!!!
どうやら、私を見かけたらしい...ほんとうに世界は狭い。

「どうしてもサーフィンがしたい!」というので電車にのって
極寒の一宮まで来てもらって、波乗しました。でも、バイロンの
ぬるま湯になれたカールにとって日本の真冬の海は刺激が強過ぎたらしく
洗礼を受けて、30分ぐらいで退散していました...。


右奥がカール。オーストラリアに戻ってきたみたい、と森に魅了されて当初1泊の予定が延泊。

笑う角には福来る

とはよくいったもんで、たくさんの笑いに包まれた家は
きっと、シアワセを運んでくれるんじゃないか。

嬉しいこと、楽しいことは、アタリマエにあるものでもなく
自然にやってくるのものでもなく、
どこにいたって、何をしていたって、自分でそういう場と時間を
つくらないとやってこない。

そうすれば、そのシアワセは足し算じゃなくて、かけ算になって
伝播し、またシェアされて、結果的に何倍にもなって自分に
かえってくるんじゃないかな。

波乗り仲間たちとの新年会。
新鮮な海の幸を目の前に一同テンションMAX !!!
京丹後の守山さん(SFJ前代表)からカニ!!
兵庫県赤穂の親戚から牡蠣!!!
を届けてもらいました。
これ買ったらいくらするんだろう?というボリュームと
クオリティの高さ・・・ありがたや。

最近、いろんなものをお裾分け頂いたり、シェアがアタリマエになってきた。
シェアは、何もモノや家というハードだけじゃなくて、
そこにまつわるストーリーのシェアがあり
そこでの時間や体験のシェア
それによって感じる感情のシェア
というシェアもうまれる。
実は、こうしたソフトの、目に見えないシェアが大事で
新しい時代の価値観なんだと思う。

シェアライフ、おすすめですぞ。

と書いたあとで、greenzにてタイムリーな記事を発見。

「コミュニティの鍵は貢献にある」

以下、引用。

コミュニティの鍵は貢献だが、貢献には一つの特徴がある。貢献は、自らが先に行うことで後に必ず返ってくる。この「先に行う」を実践するとpay forwardと呼ばれる活動になる。コミュニティの中にpay forwardを実践する人がいると、コミュニティはその人を中心に育っていく。コミュニティは、内側から自らの力で意識的にパワフルにすることができる。pay forwardは人生と豊かにする

貢献について、1つの明確なルールがある。それは、人から受け取った貢献は受け取った分を返さないといけないというものだ。

これは、倫理観や貸し借りの話ではなく、先に貢献した場合pay forward循環が回ることで返ってくるため、先に受け取ってしまったらその分をまずは返さないと自分を中心としたpay forward循環が回らない。自らが循環の中心となるために、先に受け取った場合それを返しきる必要がある。受け取った分を返しきったとき、ようやく自分が中心になるサイクルが始まる。

そうすると、自らpay forwardによって貢献を起こすことは率直に自らの人生を豊かにするためにある。これは、豊かな実りを得るために種を蒔くことに似ている。もちろん、育つのに時間がかかる。一方で、一度実が成り始めたらその後はとても楽になるだろう。

受け取ったものをまた次にpay fowardすることで循環が回り続ける。実から種を得て、また種を蒔くことでサイクルが回り続ける。楽にもしくは自然に身の回りに対して絶えず変化を起こしている人の特徴は、このpay forward循環にある。

自ら貢献出来る機会を得るということは、pay forwardの循環に入れるチャンスに他ならない。信頼と感謝によって人生のサイクルが回っていく。
pay forwardが循環する=未来を生成するコミュニティ

結果として、pay forwardは生成のサイクルになる。有限のものを刈り取るのではなく、循環の中から得続けれるサイクルだ。このサイクルがコミュニティを豊かにしてくれる。また、何かを与えられることを待つ必要がないため、受け取ってくれる相手さえいればこのサイクルは自ら生み出せる。

コミュニティは、受け取ってくれる相手を提供してくれる。そして、コミュニティの中で誰か一人がpay forwardのサイクルを回し始めると、コミュニティ内でリソースが枯渇すること無く共に豊かさを増しながら循環を進めることができる。この循環がコミュニティを力強いものへと押し上げてくれる。

まさに!

おまけ:初冠雪した森。
外人が設計した我が家は、基本的に基礎工事があまく、隙間だらけ...
2重窓なのに、窓が結露する...