*この日記は、日本帰国後、記憶をたどりながら
6月に書いたものです。

旅は突然の出会いから思わぬことがはじまったりする。

3年半ぶりに再会したChris Tola (元サーフライダーオーストラリア代表理事)
が内緒で企画してくれたのは、ガールズサーフトリップ。

クリスが住むニューカッスルを訪れ、久々の再会でキャッチアップ
する事が多く、気がついたら夜中3時まで8時間ぐらい話に夢中に
なっていた。でもそんなのもつかの間、翌日には電車に乗せられてた。

「君はこれから3日間素晴らしい女性たちと一緒にサーフィンを
思う存分してくるんだよ」といわれて。

状況がよくつかめず、とりあえず3日間の荷物をリュックにつめて
ニューカッスルから南へ電車で一時間ちょっと、
波の宝庫といわれるセントラルコーストへ

出迎えてくれたのは、クリスの友人、Mandy Marechal . 3人の子どもの
子育て真っ最中の主婦でありながら、上手に時間をやりくりして
波チェックはかかさないサーフィンフリーク。

最近、テイクスリー(Take 3) というビーチクリーンを
主な活動とする環境NPOを立ち上げたばかりで忙しくなってきたものの
地元のママ友達と携帯で連絡を取り合いながら波情報をチェックし、
お互いの子どもを面倒みて、可能な限り海へといく。
(*数字の 3 は、サーファーや子どもたちに対して、
海からあがったらビーチのゴミを3つもってかえろう、
というシンプルなメッセージが由来)


マンディー(右:40歳!)のサーフィン仲間はママ友のコリーナ(左:39歳!)

そんなパワフルでキュートなサーファーママたちに誘われて
セントラルコーストの大自然を満喫してきました。

毎朝の波チェックはここから。North Shelly beach

朝は天敵の北東風が吹いていないことが多いので
グラッシーでメンツル。南東や東向きのスウェルがはいったときは要チェック。
ローカルもフレンドリーです。たいてい午前中はここで1ラウンド。

保育園に子どもを預ける日は、直接ビーチに合流。
それ以外の日は、一度誰かの家に集合して
子どもたちの面倒を見る人を決めて、一台の車に乗り込んで
交代でサーフィン。なんて素敵なママコミュニティ!

気心しれたママ友だからこそ、子どもたちの食事だって
安心して任せられる。

子どもたちはみんなで一緒に遊べて、ママにとってみれば
幼い子どもがいても大好きなサーフィンができる。
互いにリスペクトして協力しあえる関係があってこそ成り立つ
コミュニティ。サーフィンも上手で、気さくで
お手本になるような素敵なママたち。

サーファーママたちは、とにかくよくしゃべるし、
とにかくよく食べる!サーフィン以外の楽しみといえば
食事。ヘルシーなレシピの交換にも余念がありません。

サーフィン後は、カラダにいいものを、といって
おいしーランチ所につれていってくれました。

メジャーなビーチにはたいていあるキヨスク風カフェ。


Pellows Beach にあるカフェ

店の作りはシンプルだけど、丁寧にいれたカプチーノやチャイ、
グルテンフリー対応やベジタリアンメニューもきちんとある。

腹ごしらえしたところで、午後の2ラウンド目
たいていオンショアの北東風が吹いている事が多いので
風をかわせる北のポイントをチェック。

Pellows Beach

Soldiers Beach

国立公園の中にあるFrazer Park

今回借りたボードは、マンディーの旦那さんRex が削った9″1、シングルフィン。

Rex はJustice Surfboardのシェイパーで
日本にもファンが多い。

出身はサンディエゴ。20年近く前にカ単身リフォルニアにサーフトリップ
にきていたマンディーと恋に落ち、オーストラリアに移住してきたとか。
料理も上手でパスタをつくってくれました。

3人の子どもたち、長女クロエ、長男タズマン、次女マイリー
と一緒に食卓を囲み、3日間お世話になったお礼に日本食も
つくりました。

おうちは、こんな感じ。

裏庭にはプールもあって、これからガーデンベッドをつくったり
鶏をかったり、少しずつ庭のお手入れもしていくそう。

ここにくる前、クリスからは
「きっと彼女とは話があうから」と言われて
マンディーに会った。

その通り。マンディーは私より8歳年上で、一人の女性として
立派なお母さんとして、見習うべき事がたくさんあった
人生の大先輩だけど、おっちょこちょいで、少女のように
心がピュアで、かわいらしく、涙もろい、優しい人だった。

長女クロエが大変な難産だったらしく、
出産後は歩く事もしばらくままならず、
医者からは、もうサーフィンはできないかもしれない、
と言われたにもかかわらず、大好きなサーフィンを決して
諦めることはせず見事海にカムバックし、いまでは地元の
サーフィン大会では好成績を残すほど。
文字通り、No Surf No Life.

出産後は、子育てと主婦業、それにサーフィンと
ハッピーな人生を送っていたが、40歳を目前に
子どもたちに美しい海を残すために、一大決心をして
Take 3を立ち上げた。オーストラリア政府の助成金をうけ
こどもへの環境教育プログラムとして認知が高まっている
団体をどうリードしていくかは彼女の手腕にかかっている。

でも、きっと、持ち前の明るさと
どんな時でも波にチャージしていく勇気
いいスウェルがくるとなったらサーフィンを優先する
フレキシビリティがあれば、乗り越えていけるはず。

いっぱい笑って、いっぱい食べて
いっぱい波に乗ったガールズサーフトリップ。

内緒で企画してくれたクリスと
快く迎え入れてくれたマンディーとガールズたちに
感謝しよう。

サーフィンを通じて
また素晴らしい友達ができたことに
感謝しよう。

No Surfing No Life.