私のブログの名前にも使わせてもらっている、「地上の楽園=KALANI 」へいってきました!。
今回の旅でもっとも楽しみにしていた、環境との一体感を大切にしたリトリートセンターKALANI OCEAN RETREAT CENTER とプナ地区にあるサステナブルコミュニティの視察に1泊2日で行ってきました。まずは、カラーニの報告から。
右手にマウナ・ロア山、左手にマウナ・ケア山を見ながらサドルロードをひたすら走る
途中立ち寄ったヒロの町。カイルア・コナとはまたがらりと雰囲気が異なり、ノスタルジックな街並みがそのまま残るヒロ。
そして、プナ地区KAPALANAの海岸線を走り、到着したのは深い緑と碧に囲まれたリトリートセンター、「カラーニ」。このあたりは、晴天率40%といわれているぐらい雨が多く(ヒロでは年間3400ミリ!)、天気がコロコロ変わるようですが、なぜか私が訪れた2日間は快晴。ほんとうに楽園にきたみたいでした。
途中来る道に特に標識などはなく、通り過ぎてしまいそうなほどひっそりとした場所にあります。
WELCOME TO KALANI OCEANSIDE RETREAT CENTER
さあ、楽園へようこそ。
詳しい施設の説明はのちほどするとして、まずはカラーニの写真をみて楽園気分をおすそ分けしまーす。
レセプションオフィス
セルフビルドのカフェ。インテリアがカラフルでアーティスティックで超かわいいです。
敷地面積は120エーカー(うち未開発は94エーカー。詳細後述)。とにかくひろい!
メインダイニング
近隣にレストランは一軒もないのでミールチケットを買ってみんなここで食べます。食事のメニューは、カラーニと地域で採れたオーガニック野菜を主に、豆腐料理やチキン・魚もありますが、基本ベジタリアンやビーガン。食事は1日3回、決まった時間に食事の時間を知らせるほら貝の音で、みんながダイニングに集まります。
キッチン
ここで働くボランティアに与えられるAフレームとよばれる小屋。ボランティアといっても、それぞれのスキルや興味に合わせた仕事に就くことができ、滞在費と食費として、一定の費用を支払ったうえで参加できるワークエクスチェンジプログラムになっています。世界各国から若者がやってくるそうです。詳しくは、こちら
プール
Clothing Optinonal (つまりヌードOK)なので、ほとんどの人が全裸で泳いでいました。
マッサージルーム
各種マッサージが受けられます。
やっぱりここにもあった!最高の昼寝スポット、ハンモック!
私がステイした、HALE KAI (海)
一階は共有のキッチンとリビングスペースになっています。個室は、バス・シャワー付き、もしくは共有(値段が少し安め)が選べます。
毎週日曜の10:15-13:00、敷地内のOHANA CENTERで開催されるエスタティック・ダンス。この日は、どこからこんなに人がわいてきたの?ってぐらい、100人以上の老若男女がぶっとんでいて、踊り狂ってます。ただし、ダンスは自分のカラダの声を聞き、自然と調和する儀式であるため、他人とのおしゃべり厳禁!飲み物は、水のみ!(みんなマイボトル持参。ウオータータンクで水は補給できます)。入場料は特にないけど、寄付として$5-$10払うのが礼儀。太陽の光を浴びて朝から踊るってなんて健康的。greenzが目指すエコビレッジにもこの施設は絶対マストですね!詳しくは映像でどうぞ。
さて、写真を楽しんで頂いたところで、カラーニについて少し説明をしないとですね。
- カラーニのミッション
Love One’s Self
Respect Others and
Take Care of Home, Local and Global.
創設者のリチャード・コップ氏は、いまは亡きパートナーのアーネスト・モーガン氏とともに、「よりシンプルで、自然界のようなホリズムを備えた生き方を見出し、自分たちが身体の奥底で感じた何かを多くの人々と共有したい」と思い、理想郷を求めてカラーニの地にたどり着きました。コッブ氏曰く、「ここは訪れるすべての人を受け入れ、すべての人が心を解き放ち、自然とつながり共存し、本当の自分をみつけるための場所」。
多様性を受け入れ、楽しむことがモットーというカラーニは、ネイチャー、カルチャー、ウェルネスをコンセプトに掲げ、噂を聞きつけたたくさんの人が「自分を探しに」「真のリラクゼーション」「グリーンツーリズム」などを求めに、毎年世界各国から訪れるそうです。
- 自然と一体となったシンプルな施設と地域に開かれたコミュニティライフ
カラーニがあるプナ地区はいまも溶岩が海へと流れだし、大地創世の営みが絶え間なくつづく、地球そのものの生命力とエネルギーに満ち溢れた場所です。土地に宿るマナに導かれ、大自然のダイナミズムを感じるために、カラーニにはスピリチャルな人が多く集まってくるといいます。樹のささやき、カエルの鳴き声、鳥のさえずり、波の音が響き、甘い花の香りが漂うカラーニは、ほんとうに天国みたいで、まるで別世界へ来たような気分になります。
カラーニでは、日常の全てを忘れ、静かに時間を過ごす事が出来るよう、室内にテレビや電話はなく、自然によりそったシンプルな施設と運営が大事にされています。ありのままの環境と自然を楽しむことが、最高のリラクゼーションだと考えられ、不便?なことに、携帯電話は敷地内の一か所でしか電波が入りません(でもなぜか室内はWIFIがある。笑!)。
とはいっても、外部の喧騒と完全に切り離されたようなスピリチャルばりばりの閉鎖的な空間ではなく、伝統文化を重んじ、地域に根づこうとする姿勢がローカルの人たちの歓迎をうけ、数々のワークショップやイベント(エステティックダンスのような)には多くの人が集まり、開放的で、とってもフレンドリーで明るい雰囲気があるのが印象的でした。
30年前はジャングルだったこの場所には、いまでは、120室の宿泊施設のほか、キャンプ場、ヨガやダンスのワークショップ用スタジオ、セラピールームなどが点在する一大コミュニティが完成しています。また宿泊施設だけでなく、KALANI KAIという個人所有の住居用敷地(94エーカー)がコーポラティブ開発として現在進行中です。ここでは、地域全体を植物園と考え、可能な限り自然をを守りながら、持続可能なコミュ二ティを作っていこうとするもの。できるだけ森林は残し、農園と住居、各種施設を混在させる計画で10棟以上のロッジを建設し、個人所有であったり、長期滞在者用のゲストハウスの建設が予定されています。そういった計画全体のために現在、多方面からの投資を募集しているところなので、こんなステキなところに別荘をもつのも悪くないかもしれませんね。
以上、カラーニの簡単な報告でしたが、いかがでしたか?
ハワイイ島に行く機会があれば、ぜひ遊びにいってみてください。、
明日は、同じプナ地区にあるサステナブルコミュニティをいくつか見に行く予定なので、また報告しますね。