バイロンベイに移住して3年半。
住み慣れた日本を離れて、ゼロからのスタート。
ずっと描いてきた夢と自分が理想とする暮らしをつくりたくて。

バイロンは間違いなくパラダイスのような環境ですが、
理想の暮らしのように見えても、現実はそんなに甘くはない。
英語がネイティブに話せる私でも最初は苦労しました。

友達づくり、仕事探し、家探し。
ホームシックにはならなかったけど、自分が選んだ道を
見つめ直し、問いただし、原点に立ち返り、自分がいまいられる環境が
アタリマエではないということを、常に意識して、感謝して
一日一日、大切に過ごすように心がけてきました。
くじけそうになっても、移住しようと思った時の初心を
思い出すと、また頑張れた。

月日はあっという間に流れていきます。
そして、気がつけば、40歳という節目の年。

あっという間の40年。
自分が40歳になるなんて、ちょっと想像しづらくて
いまでもあまり実感がない(笑)

年初の抱負に書いたように、2018年は「自分からの自由」と「思い通りに生きる自由」
手にいれていきたい。

石の上にも3年とはよくいったもので、日本を離れて3年半、
いろいろ模索しながら、試行錯誤しながら、悩みながら、
耐えながら、泣きながら、笑いながら、誰も私のことを知らないこの土地で、
「自分らしく生きる」ことはどういうことか、向き合ってきました。

理想や願望を掲げても、見事に玉砕されたこともあったし、
プライドなんて、もう別に、ない。

なんだってやる、
なんだってできる、
それぐらいの強い気持ちがないと
「なりたい自分」「本当の自分」には出会えないと思う。

過去やこれまでの価値観、習慣にとらわれず、
自分を解放してあげることで
新しい可能性が舞い込んできて
新しい自分に出会える。

2017年後半に実践した人生のデトックスと断捨離

半年前と比べて、確実に、自分は成長したと思える。
こうして、時には自分で自分のことを褒めてあげることも大事だよね。

石の上にも3年。
ようやく、自分がしっくりとくる暮らしが出来上がってきました。

2月に、バイロンにきて3年間で6度目の引越し。
環境を変えたいなーと思っていた矢先、タイミング良く、
友達が引っ越すというので、彼女の部屋にすっと入りこみ、
街中からほど近い素敵なシェアハウスにお引越し。
ようやく自分のホームと思えるような家と仲間に巡り遭えました。

BYRON GENERAL STORE もオープンからの勢いは収まり、
だいぶ暇になってきたということで、シフトを削られ(バイロンでは当たり前の話)
他の仕事を探していたら、ぱっと見つけた友人のカフェ LEAF&GRAIN
でのシェフ求人情報。
翌日には話にいき、すぐ採用。これまたタイミング良い!
毎朝、新鮮な食材でフレッシュにつくる日替わりサラダがオススメですよ。

そして、40歳を目前に、素敵なパートナーが出来ました。
今年の誕生日こそは大好きな人と過ごしたい、と思っていた
夢が叶って、素敵な誕生日を祝ってもらいました。

シドニーの北、ナラビーンというサーフタウン出身の
デイミアン。バイロンには11年住んでいて
職業は家具作り職人、大工です。
サーフィンや自然も大好きで、インドに7年間も住んでいたぐらい
穏やかで優しい人です。

誕生日当日は、パンケーキの朝食を作ってくれて、
セッティングされたテーブルに行くと、
いくつものプレゼントが丁寧にラッピングされていて
大好きなひまわりも!

「何を買っていいか迷ったから全部買ってみた」って。
はい、すみません。ノロケです。。。

その日は、ダブルレインボーがくっきりとかかるバイロンの海でイルカと
サーフィンして、満ち足りた、穏やかな誕生日となりました。

正直、7年前の誕生日に離婚して以来、いろいろ出会いやサマーラブ的なものは
あったものの、長期のパートナーはずっといなくて、
一人の生活もそれはそれで自由で楽しいけど、
このままずっと一人なんじゃ。。。って不安や焦りもあった。

そこへ、まさかの展開。
デイミアンとは、実は、2年前のアートエキシビションで会っていて、
今年2月のサーフフェスティバルで再会した時に意気投合し、そこから。

人生、何が起きるかわからないものですが、
タイミング良く、いいことが重なるのは引き寄せの法則。
去年のデトックス期間があったからこそ、
きっといろんなことをタイミング良く引き寄せられたんだって、
ほんとうに強く思います。

友達を集めての誕生日パーティーは、生憎のどしゃぶり雨で
ビーチでのパーティーを急遽我が家に会場変更。
てるてる坊主は、バイロンでは効き目がありませんでした(涙)。

でも結果的に、みんなの輪がぎゅっと縮まって、
みんなが持ち寄ってくれたご飯も美味しくて、
アットホームなパーティーに。
懐かしの千葉の森の家で開いた数々のホームパーティーと
仲間達との大切な時間を思い出させてくれました。

そしてまさかの、サプライズのケーキに、みんなのスピーチに
涙が止まりませんでした。

私を通して、たくさんの人がつながることほど嬉しいことはない。
美味しいご飯があって、楽しい会話がうまれる。
みんながオープンに、リラックスしているのがわかる。
そこには、笑いと笑顔があって、みんながファミリーのような感覚。

来てくれた一人一人とのつながりの深さ、歴史は十人十色だけども、
こうして、新しい土地で、新しい家族とよべる
たくさんの素敵な仲間に囲まれて、
40歳を迎えられたことに、ほんとうに感謝しています。

こんなに居心地の良い空間と素敵なつながりができたこと、
3年経って、ちょっとずつ、自分らしい暮らしに近づけた気がした。

そして、遠く離れて、いつも応援してくれている両親や家族、
仲間達にも、改めて、ありがとう、と伝えたい。

40歳になったけど、変わらずに元気にやってます。
まだまだ道半ばですが、これからもよろしくお願いいたします。