たぶん、最初に「料理」をしたのは５歳だったかな。
といっても、好きな男の子のために、バレンタインデーに
つくったチョコ、なので、正確には「お菓子づくり」だけど。
以来、自慢じゃないけど、バレンタインデーにスイーツは
一度も買ったことがない。
義理も、本命も、必ず毎年手作りしていた（と思う）。
小学生の頃、ロンドンに住んでいたこともあって
現地の紅茶文化やお母さんがよくお呼ばれしていた
ティーセレモニー（お茶菓子会）やホームパーティーに
影響を受けたのか、小学生にして、毎月友達と
「お菓子づくり」の日を決めては、せっせとつくっていた。
実家にまだあった、最初の料理バイブル！
昭和47年発刊 ↓
日本に帰国しても、ピクニックやパーティー、部活の応援などに
料理や差し入れをつくったりして
料理をつくって人を喜ばせることが好きだったんだと思う。
おいしい料理があると、人と人が自然につながる場になる。
そして、そこには飾らない笑顔がある。
大学生になってマイアミに留学していた時も、日本食をつくっては
みんなを招いてパーティーをすると、国境や文化、言語の壁を超えて
みんなが自然と打ち解けてくれる。そんな料理がもつ魔法に
魅せられていたんだろうなあ。
食べることは、たのしい。
食べることは、しあわせ。
美味しいことは、たのしい。
美味しいことは、しあわせ。
だけど、以前のブログでも書いたけど、
世界では８人に１人の人が飢えているというのが現代の食糧システム。
これは食を選ぶ、私たち一人ひとりの消費行動（特に先進国）が招いた結果と
いってもいいかもしれない。
だとしたら、もし、その原因をつくってしまったとしたのなら、
自分なりの解決の方法を見いだしできることはあると思う。
だって、食べることは、毎日のことだから。
そんな想いから、私は自分で料理をするときは、
できるだけ、オーガニックで旬でローカルなもの、
カラダと地球の声を聞いてつくるようにしている。
美味しいことは、しあわせ。
美味しいことは、たのしい。
そんな考え方を少しでもシェアしたいし、
そしてそんな考え方を通して、少しでもたくさんの人が
毎日の食を見直したり、食の問題にちょっとでも興味関心をもって
もらえたらと思っている。
中島デコさんとのマクロビオティッククッキングツアーin オーストラリア
も２年目をむかえて（今年3月のレポートはこちら）
今年は食に関するマイプロジェクトも
始められたらなーと思っていたら、ひょんなことから、
といっても、たぶんこれもまた必然のタイミングで、
ケータリングの依頼がやってきた。
独学、自己流の私の手料理を１回！我が家で食べただけで
ケータリングをお願いされたのは、最近我が家の森に
越してきた、フタバフルーツ３代目の成瀬大輔さん。
最近、いろんなイベントでご一緒することもおおく
(ラジオ ロハスサンデーにも出演してもらったし）
何かインスピレーションを感じるものがあったらしく、
「ほんとうに私で大丈夫かなー」と思ったけど、．
私もずっと思い描いてきたことをちゃんと実践に、
カタチにするタイミングがきたんだ！とおもって、
つくりましたよ、かなりマジに。
そして、初のケータリング、HIROMIX KITCHEN がオープン！
えー、一応、自分なりの想いを説明させて頂くと、
HIROMIX KITCHEN とは、
ひとつひとつの食材がもつ、ありのままの味、カタチ、色をいかしながら、
新しいモノをかけあわせ、ミックス（ヒロミックスの由来ね）していくことで
うまれる「おいしいつながりと発見」をコンセプトにしています。
お肉をつかっていないのにお肉みたいな味や食感。
乳製品をつかっていないのにクリーミーな味わい．
見た目にもカラフルでたのしい。
料理もセクシーじゃなくっちゃね。
そして、食材をミックスしていくだけでなく、
その場に集う人がちが出逢い、交わることで
うまれるハプニングだったり、気づきだったり、
そんなオープンネスと楽しいつながりもつくっていきたい。
ストイックにベジタリアンやマクロビオティックを強制しなくても、
ちょっとした工夫で、お腹にもココロにも目にも優しい
「デリシャス革命」を目指しています。
中滝の虹の谷 SURF N/S CAFE で行なわれたのプレオープンパーティーに
あわせてつくったメニューは、
揚げナスのサラダ（ しょうがとニンニクドレッシング）★
にんじんといんげんの白和えブルーベリー入り★
オートミールカツレツ(豆腐マヨネーズのスイートチリソース)★
サフランライスサラダ
ニンジンのインドスパイス和え、
トマトとクレソンのサラダ ( アサイードレッシング）
さつまいもの二色ロール ( ハニーマスタードソース)、
甘酒豆腐ピタパンとフムス（ひよこ豆のディップ）、
豆腐ティラミス
合計10品！
★印は、オーストラリアマクロビクッキングツアーで教わったデコさんのレシピ。
こうやってきちんと料理を出すとなると
見た目や盛りつけも慎重になるし、
とっても緊張して、みなさんの反応にドキドキしたけど、
「おいしーーー！」と言って頂けて、ほっとひと安心。
SURF N/S CAFEのブログ
にも当日の様子を書いて頂きました〜。
今回誘ってもらった大ちゃん（成瀬大輔さん）からは、
フタバフルーツのシンボル、キャラ Mr. Delicious の
パートナーとして、Ms. Delicious （ミスデリシャス）という
名誉ある称号！も頂いてしまった、笑。
ということで、フルータリアン（フルーツなくしては生きられない私）ならではの、
フルーツを使ったメニューやレシピなどを一緒に企画していきたいね、とか、
HIROMIX KITCHEN ひっさげて、地方の食材をつかったイベント＆サーフトリップ
で旅したいね、とか、夢は膨らむばかり。
デリシャス革命。
ゆるやかに、しなやかに
いろんなものとつながって、いろんなことをつなげて、
おいしくて、たのしい出逢いがひろがっていきますように。