何かをはじめるのに完璧なタイミングなんてない。
はじめるまで、自分がReady かどうかなんて、わからない。
だから、はじめてみればいい。
きっと、その時がタイミング

ガールズサーフムービー、Dear & Yonderの監督来日にあわせておこなわれた試写会で出てきたフレーズ。誰が言ったか忘れちゃったけど。


海を愛するガールズたち!左から小野寺愛ちゃん、監督のAndria Lessler, Tiffany Cambell, 私、坂元小夜ちゃん

Dear & Yonder は、ティファニー・キャルベルとアンドリア・レスラー2人の女性監督による女性のためのサーフ・ドキュメンタリー・ムービー。歴史に埋もれていたレディースサーファーから現役のプロサーファーまで、世界各地の女性サーファーを追い続ける男顔負けの冒険心と、海への情熱が、女性ならではの柔らかいタッチとセンスでチャーミングにダイナミックに、描かれているおススメ映画です。見終わった後は、間違いなく海に入りたくなる!

映画にも出演する、40フィートのヨットで世界航海へ出発したサーファー、リズ・クラークの冒険もぐっときます。2006年にカリフォルニアを出発した彼女は、いまは太平洋のうえ。大海原に一人、電気もガスもない船の上では、生きるためにひとりであらゆるリスク、危険に対応する知識、スキルが必要なのはいうまでもありません。電気配線や配管、長距離無線通信、応急手当、ディーゼルエンジン、ヨットのリギング、大工仕事、航海学、ストーム戦術、天気予測、燃料システム・・・。と同時に、閉じられた何もない空間だからこそ、自然に寄り添い、自然のペースで旅をし、自然から搾取しないシンプルなライフスタイル等身大で素敵です。

人生も旅のよう。
長い旅路の間、一か所にとどまることなく、いろんなことがあって、たくさんの場所を訪れて、いろんな人と出会う

海とサーフィンは人生の縮図のよう。
同じこと(波)は起こらない。
いろんなことが、いろんなタイミングでおきる。
予期できることもあれば、予期せぬことも。

完璧なタイミングを見計らっていたら(たまにあたることはあっても)、遅すぎるかもしれない。
キタ!と思ったら、最初はこわいけど、踏み出してみる。
そこから、未来が見える。

人生にパーフェクトを求めたらきりがない。
パーフェクトタイミングなんて、待っていてもやってこない。

もうすぐ、夏。
何かが起こる予感。