もうすぐ1月も終わりだというのに、今年初めてのブログ更新。
まだ新年の抱負すら書いていないので焦って書きとめることにしました。

*greenz からの新年ご挨拶は、動画年賀状をどうぞ!
http://greenz.jp/2010/01/01/akeomemovie/
*ちなみに、2008年の年賀状はコチラで、
抱負を一応実現しているではありませんか!!

今年のお正月は満月であっただけでなく、月食でしたね。
私は、森の家にのんびり滞在し、森の静寂に包まれて
青白く光るお月さまを見つめながら新年を迎えました。
なんだかとっても幻想的な始まりでした。

そんなちょっと特別なスタートを切った2010年ですが、
今年は大厄のみならず、女の大厄!
凶事や災難に遭う率が非常に高いそうです。

厄除けもしてもらいましたが、以前書いたように
「いま」をどう生きるか、が大事。

だから、毎日の心がけを大事にしたいと思い、
2010年は、あたり前のことをちゃんとやって、毎日を丁寧に生きる、という抱負を掲げてみました。


丁寧に生きる

私たちは、どれくらい毎日を丁寧に生きているんでしょうか。
忙しい現代人は、つい「時間がない」とかいって
横着したり、がさつになったり、乱暴になったり、イライラしたり。

時間がないと、人間は不器用な生き物で、おいつめられてココロのゆとりと余裕がなくなってくる。

その結果、丁寧に心がけていたたはずの、

何気ない「おはよう」や「お疲れさま」の挨拶も
「ありがとう」という感謝の言葉も
友達や家族と過ごす時間も
おいしいお料理をつくることも
お皿を洗うとか、掃除をするとか
そういう毎日のあたりまえの小さな日課も
きちんとできなくなっていい加減になったり
あたりまえのことが、あたりまえにできなくなるような
雑な人間になってしまう

それが自分でも嫌で
でもわかっているから、どうしようもできなくて
結果的に、自分で自分を疲れさせてしまう

だから、そんなときは、なるべく
ゆっくり息を吸い込んで、ゆっくり吐いて、
ちょっと目をつむって、できることからひとつずつ、
あたり前のことをきちんと丁寧にやればいい。

時間に余裕がないとう人は、そう屁理屈をいっているだけで
時間はどっかしらには転がっている。
一日は24時間という限られた枠だけど
時間は何に使うか、ではなく、
時間をどう使うが大事。

朝起きたら、一日の行動をシミュレーションして
毎朝自分のリズムをリセットして
丁寧に一日を始めるといい。

私は、この朝のリセットを長いときで50分ぐらいかけてやるようにしている。
朝起きたら軽くジョギングして(この時期は起きてもまだ真っ暗、しかも超寒い!ので相当気合入れないと起きれません)、ほどよく汗をかいたところでヨガ20分⇒瞑想5分。このとき、考えるのは、ただシンプルに、今日という一日を大切に、丁寧に生きよう、ということだけ。余計なことはなるべく考えないようにして、丁寧に呼吸をするだけ。

早起きが苦手な人もいるだろうし、体を動かすのが(ましてや寒い冬の朝になんて!)得意じゃない人もいると思う。でも、方法はなんだっていい。朝じゃなくたっていい。一日の中で、ほんの数分でもいいから、肩の力を抜いて、自分の呼吸に意識を向けて、丁寧に息を吸って、吐いて。目の前にある、あたりまえのことをおろそかにしないで、丁寧にきちんとやる。それだけで、なんだかけっこう気持ちがキュッと引き締まり、スッと軽くなると思う。

そんなことを2010年初に考えていた矢先、森の家の管理人であり、greenz もかかわっているR水素プロジェクトの編集者であり、12年来の付き合いになる海仲間のから、ステキなお話を教えてもらいました。

The Mayonnaise Jar and Two Cups of Coffee
 By Mary Lynn Plaisance
マヨネーズの瓶と二杯のコーヒー

どんなに忙しくたって、友達とコーヒーを飲む時間はいくらでも作れるもんだよね。

毎日をスローに、
とはここ数年来の課題だけど(笑)
あたりまえのことをきちんと
毎日を丁寧に生きる

それならできそうな気がする

2010年もどうぞよろしくお願いいたします!

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The Mayonnaise Jar and Two Cups of Coffee
 By Mary Lynn Plaisance
マヨネーズの瓶と二杯のコーヒー

When things in your life seem almost too much to handle, when 24 hours
in a day are not enough, remember the mayonnaise jar and the two cups
of coffee.

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忙しい毎日の生活に追われ、一日24時間では足りないと感じるとき、
このマヨネーズの瓶と二杯のコーヒーの話を思い出してください。

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A professor stood before his philosophy class and had some items in front of him.
When the class began, wordlessly, he picked up a very large and empty
mayonnaise jar and proceeded to fill it with golf balls.
He then asked the students if the jar was full.
They agreed that it was.

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ある一人の哲学の教授は立ち上がり、自分の目の前にあるいくつかのものを持って授業に出た。

クラスが始まると、何も言わずに大きな空っぽのマヨネーズの瓶を取り出し、
その中にゴルフのボールを入れ、いっぱいにした。
そして、学生たちにこの瓶はいっぱいかと聞いた。
学生は「いっぱいです。」と答えた。

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The professor then picked up a box of pebbles and poured them into the jar.
He shook the jar lightly.
The pebbles rolled into the open areas between the golf balls.
He then asked the students again if the jar was full.
They agreed it was.

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それから、教授は小石の入った箱を取り出し、瓶の中に入れ始めた。
瓶を軽く振った。
小石はゴルフボールの間に詰まっていった。そして、また学生たちにこの瓶はいっぱいかと聞いた。
学生は「いっぱいです。」と答えた。

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The professor next picked up a box of sand and poured it into the jar.
Of course, the sand filled up everything else. He asked once more if
the jar was full. The students responded with a unanimous “yes”.

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次に、砂の入った箱を取り出し、瓶の中に入れた。もちろん砂はスキマに詰まっていった。
そしてもう一度、学生たちにこの瓶はいっぱいかと聞いた。
学生は全員「はい。」と答えた。

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The professor then produced two cups of coffee from under the table
and poured the entire contents into the jar, effectively filling
the empty space between the sand. The students laughed.

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教授はさらに二杯のコーヒーを取り出し、瓶に注ぎ、砂の間のスキマ全てを
コーヒーでいっぱいにした。学生たちは笑い出した。

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“Now,” said the professor, as the laughter subsided,
“I want you to recognize that this jar represents your life.”

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笑いが途切れるのを待ち教授は言った。

「さて、君たちにこの瓶は君たちの人生だと気づいてほしい。」

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The golf balls are the important things in life. Your God, your family,
your children, your health, your friends, and your favorite passions:
things that if everything else was lost and only they remained,
your life would still be full.

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ゴルフボールは人生の中で大切な物、たとえば、君の信じる神、家族、
子どもたち、健康、友達そして何か君が熱くなれる事、全てのものを
失ったとしても、それらさえあれば、君の人生が充実するものなどだね。

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The pebbles are the other things that matter like your job, your house, and your car.

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小石はそのほかの物、たとえば、仕事、家、車とかね。

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The sand is everything else: the small stuff.

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砂はその他の物、日常的にやっている細々とした事。

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“If you put the sand into the jar first,” he continued, “there is
no room for the pebbles or the golf balls. The same goes for life.
If you spend all your time and energy on the small stuff, you will
never have room for the things that are important to you.
Pay attention to the things that are critical to your happiness.
Play with your children. Take time to get medical checkups. Take your
partner out to dinner. Play another 18. There will always be time
to clean house and fix the disposal.

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教授は話を続けます。

もし、君が砂を最初に瓶に入れてしまったら、小石や ゴルフボールの入る隙間がなくなる。
人生も同じことだよ。
もし君の時間を些細な事に費やしてしまったら、大切なことに使う時間がなくなってしまう。
何が自分の幸せに必要なことなのか注意しなければいけない。
子供と遊びなさい。健康診断に行きなさい。あなたの連れ合いと外食に行きなさい。
18歳だったときのように遊び心を持ちなさい。
家の掃除をしたり、ガラクタの始末はいつでも出来るんだから。

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Take care of the golf balls first; the things that really matter.
Set your priorities. The rest is just sand.

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自分にとって、もっとも大切なもの、ゴルフボールをまず大切にしなさい。
優先順位を付けるんです。そのほかの物は全て、砂ですから。

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One of the students raised her hand and inquired what the 
coffee represented. The professor smiled. “I’m glad you asked.
It just goes to show you that no matter how full your life may seem,
there’s always room for a couple of cups of coffee with a friend.”

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生徒の1人が手を挙げ、コーヒーは何を表しているのですかと聞いた。
教授は微笑んで言った。

「聞いてくれてありがとう。それはね、人生がどんなに忙しく、
余分な時間なんて無いように感じても、
友達とコーヒーを飲む時間はいくらでも作れるもんだ、ということなんだよ」

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