ベンチュラでさんざんお世話になったのに、LAまで藤倉さんに送って頂いて(本当に感謝してもしきれないぐらいお世話になりました)、次に向かったのは、ウェストハリウッドにあるGOODのオフィス。
GOODは、良いことを行い、良い生き方を求める人々を対象としたメディア会社で、社会をより良くすることを目的に、政治問題から環境問題、アートとデザイン、持続可能なライフスタイル、社会起業家と多岐にわたるテーマを、雑誌、ウェブ、映像、イベント、あらゆる媒体を通して発信しています。そのデザインクオリティはとても高く、ビジュアルとメッセージを巧みに融合した雑誌、隠れコストを可視化した映像コンテンツ Transperancyなど、greenzがいろんな意味で参考にしているメディアです。
偶然にも、GOOD Magazine の創刊は、greenzと同じ2006年(greenzは7月、GOODは9月)。2月にファウンダーのMax と Caseyと日本で会ったとき、創業が同じ時期であること、年齢も近いこと、ミッションやパッションが同じこともあって、シンパシーを感じて、お互い興奮して、とてもいい出会いだったのを覚えている。そこで、今回の訪問では、気になるGOODのアレコレを根掘り葉掘り聞いてこよう!というgreenzみんなからの質問を引っ提げてやってきたわけです。
訪れてみてわかったことは、「規模と格は違えど、greenzと同じような転換期にあって、同じような悩みを抱えているんだなー」ということ。その発見と学びは、後日greenzでレポートしますが、今後のgreenzの在り方、自分の役割を考える意味で、とても刺激になりました。
GOODにいる間は、例によって、ちゃっかり、Maxとその彼女カイラ(同じくGOODに勤めている)のおうちに泊めてもらいました。オフィスから徒歩5分のかわいい家です。
こじんまりとしたバックヤードもあって、よくここで食事もとるとか。
私がいった週はちょうどタイミング悪く、全員が超大型プロジェクトのプランニングで社内がややピリピリ緊張している最中でした。たぶんかなり邪魔者でしたが、それにもかかわらず、CaseyとMaxは温かく迎え入れてくれ、こちらの問いかけに、隠しもせずにいろんなことを話してくれました。本当に気さくで、いい奴らです。
最近引っ越ししたばかりのCaseyは、以前住んでいたところの片づけがまだ終わっていないというので、お手伝いにいったら、住居というか・・・倉庫なんですけど。ここにルームメイトと4年住んでいたらしい。得体のしれないものがたくさんありました。
男性にとっては何故か意味をなす大事なものらしいけど、実用的な女性にとっては単にガラクタにしかい思えない(失礼!)意味不明な重金属の備品をもって、リサイクル業者へ。持ち込んだ1トンの金属が70ドルに換金されました。
忙しい合間をぬって、なんとCaseyがサーフィンにも連れていってくれました。こちらは、LAX空港に近いEl Porto.波もなかなかよく、水温も温かく、十分楽しめました。
最終日の朝は、Maxが「お気に入りの場所」という、Treepeopleのハイキングコースを一緒に散歩。まだ朝早い時間帯の澄み切った空気を胸いっぱいに吸い込んで、山の上から眺める朝日に照らされた街並みは美しく、大都会LAにもこんな風に自然がまだまだたくさん残されていて、その魅力を今回は発見したような気分でした。
数日間のLA滞在でしたが、GOODの活気あるオフィスに身を置いて、忙しくも楽しく働くみんなの様子をみて、いろんなことを見聞きするなかで、自分のなかでちょっと薄れかけていたビジネスへの情熱とか、自分に与えられた役割を思い出すことができて、原点に返ったような気分になれました。まだまだgreenzでやれることはたくさんある、頑張らなくちゃな、と元気をいっぱいもらいました。
さてと。
日本に帰国するのは楽しみでもあるけど、カリフォルニアの太陽と海が恋しくなりそうです。
*greenz 掲載記事は以下です。