オーストラリアのコロナはだいぶ落ち着いてきたものの、メルボルンでは10月末にようやく3ヶ月のロックダウンが緩和されたばかりで、まだまだ気を抜けない状況ですが、ようやく人々の暮らしに日常が戻ってきました。
ただ、バイロンベイにおいては、相変わらず摩訶不思議、コロナ知らずです。海外旅行が難しくなった昨今、国内旅行に切り替える人が多く、州境閉鎖もあって、多くのNSW州の人がバイロンベイを旅先にと選び、町は観光客でごった返しているにもかかわらず、コミュニティ感染は相変わらずゼロ。これだけビジターの多い町だから、いつか、いつか、その日がやってくるんじゃないかと最初はビクビクしていたけど、毎回、見事に回避している。これも、バイロンベイの強いヒーリングエネルギー、マジカルパワーのおかげかも。
今年は、ロックダウンもあって、旅行なんて計画できる状況でもなかったけど、せっかくの彼の誕生日、どこかスペシャルなところに連れて行ってあげたいと思って選んだ旅先は、バイロンベイから車で西へ1時間。ユネスコ世界遺産に登録されているナイトキャップ国立公園の熱帯雨林の中に佇む、NIGHTCAP RIDGEへ!
未舗装の砂利道を走ること15分、たどり着くのは70エーカーの太古の森の中に建てられたかわいいコテージ。
全3棟のコテージは独立していて、それぞれプライバシーが保たれ、森の中に自然と溶け込む。
私たちがステイしたのは、元々、森の管理をしていた人が住んでいたというキャビンをゲスト用に改装したもの。カップルにはぴったり。
そして、ここを選んだ個人的な理由はこのお風呂!
バスタブのない我が家&水が貴重な資源のオーストラリアでは、湯船に使ってゆったり、なんて贅沢はまれ。
至福のスパタイムを存分味わっちゃいました。
到着した初日の夜は、事前に予約していてマッシュルームのスープがダッチオーブンで運ばれてきました。
火を焚きながらのサンセットディナー。自然の中でいただくご飯は格別に美味しい。
迎えた誕生日当日の朝は、森に響き渡る鳥たちの大合唱で目覚め、バースデーブレックファーストの準備。
事前に家で焼いてきたそば子のグルテンフリートーストにアボカドとフレッシュなグリーンサラダ、友達が丹精込めて作っているBYRON GOURMET MUSHROOMS をソテーして、産みたての’新鮮な卵で目玉焼き。
そして、緊張のプレゼントタイム。
今回の旅もプレゼントも全てサプライズ、数ヶ月前から企画して、考えて、迷った結果なので、果たして彼が気に入ってくれるかドキドキの瞬間。
プレゼントをあげる際のポリシーとしては、手作りのもの、クリエイティブなもの(あるいはクリエイティビティを刺激してくれるもの)一緒に共有できる体験もの、を基準に毎年選んでいます。
今年の目玉は、ずっと彼が欲しがったいて、友人の水彩画家、DAVE SPARKES のアート。
数ある作品の中から選んだのは、私たちが思い入れのある、縁深い BRAYS BEACHのもの。かつて住んでいたキャラバンは、このビーチの裏の森にありました。
遠くには、お気に入りのブロークンヘッドサーフスポットや、バイロンベイの灯台も微かに描かれている。
もう一つは、手編みのニット帽。これから夏ですけど、来年の使用ってことで。
バースデーケーキは、ヴィーガンレモンタルト。さっぱり、甘すぎない、軽い柑橘系ケーキがよくて、彼の日本語あだ名、レモン君に血なんで、レモンタルトに決定。ベースのタルトは、主にナッツとオーツでグルテンフリー。
滞在中は、敷地内を散策したり、近くのワインワイン滝へ涼みにいったりした他は、何もせず。
ただただ、自然の静寂を楽しみ、自然のリズムで、ヨガやメディテーションをして、デジタルデトッスしながら、のんびり過ごしました。
何時間でも眺めていられるこの景色。そして、何時間でも入っていられる、バスタイム(笑)
2日目のディナーは、ご近所さんのピザ職人ダニーが作るピザ生地に、自家製バジルペストやファーマーズマーケットで仕入れたトマトやチーズをトッピングして。地産地消、友産友消がモットーの我が家です。
たったの1時間で辿り着ける秘境。たったの2泊だったけど、1週間行っていたような感覚で十分にリチャージされました。また是非ともリピートしたい場所です。ただ何もせずぼーっとしたい方にはおすすめです。でも、その際は、食料を持参することをお勧めします。
事前に予約できるディナーはあるものの、外食できるような場所やスーパーは車で30分以上と、かなり人里離れた場所にあるので、予め必要な物は買い込んでいくと無駄に外出しなくて済むので便利ですよ。
お誕生日おめでとう、レモン君!LOVE YOU LOTS .