サーフィンを始めてからというものの、
お金を払って雪山までわざわざいって、リフトにのって
スノボーに出かける機会がめっきり減ってしまいました。
雪山って一人じゃなかなか行けない、行かないという
こともあって、足が遠のいていたんですが、今回
オフィスをシェアしているプロサーファーの岡部亜紀ねえさんが
女の子達による女の子達のための、サーフ&スノーイベント
SHREDDING GIRLS を立ち上げたの機に、人生初の
サーフィン大会&スノボー大会にエントリーしてきました。
スノボーなんて、たぶん8年ぶり!!
ヘタクソすぎて、体中痛くて痛くて大変だったけど、
白銀の世界もまたいいものでした。
ハイエースに、
サーフボード4枚、
スノーボード3枚
ギア一式
大会テント
レンタル用のドライスーツ
などなど目一杯の荷物を積み込んで
一宮を出発したのは午後7時過ぎ。
サーフィン大会の会場となる新潟県百川海岸近くの
到着したのは午前3時過ぎ...途中猛吹雪で極寒。
少し仮眠して6時には起床という、ハードな一日の幕開けでした。
海のコンディションは、オンショアぶんぶんで、
波のサイズは、腹胸、風も冷たく、天気もどんより。
早くも戦意喪失なテンションで、肝心の大会結果は、
イチこけ。人生初のサーフィン大会で試合運びなんてもんも
わららず、乗れる波もないし、カレントも強く、
しかも12分ヒートで一本波を乗ったら、もう終わりのホーン..
でも、いい経験をさせてもらいました!
プロアマクラスの優勝は、亜紀ちゃん!(主催者なのに..笑)
続いて、その日のうちにスノーコンテストの開催される
長野県白馬へ。
夜は、パーティーにも参加していたのですが、あまりの披露と
寝不足で写真を撮るのも忘れてしまいました..
そして大会2日目は、鹿島槍でのスノーボードコンテスト。
8年ぶり!ということもあって、まったく感覚が掴めない。
なのに、1本滑って、時間がなくなり、いきなりのコースイン...
みんなが見てる中、バンクを順番に滑って、最後はキッカーで決めて、
ジャッジが点数をつけるというもので、
8年ぶりの私に
そんなことできるわけがなああーーーい!!
という緊張と恥ずかしさで、
滑るというより、ただただ、こなすだけで精一杯。
しかも、ビギナークラスといいながら、参加者のレベルが高い高い。
サーフィンでビギナーといわれる女子と、スノーのビギナー女子は
全然違います。みんなお化粧ばっちりで、可愛いし!
サーフィンと違って、みんなを待って、みんなの滑りを見れるのが
楽しいし、みんなと同じコースを一度に滑れるのも、
サーフィンではあり得ない感覚だから、新鮮。
プロライダーの滑りは、圧巻でほれぼれ〜。
惜しくも、ハーフパイプソチオリンピックの選考にもれた
降旗ゆきちゃんは、サーファー、スケーターでもあり
スノーのライディングもスムーズ。
大会運営には、地元白馬の男の子たちやプロライダーも
手伝ってくれて、小規模だったけど、やっぱり女子がこれだけ
多いと、ガールズトークにも余念無く、和気あいあいと、
楽しいガールズイベントでした!
大会を主催した、岡部亜紀ちゃん、プロスノーボーダー水上真里ちゃん、
ほんとうにお疲れさまでした。
大会を終えて、全身ハンパない筋肉痛だったけど
お天気もピーカンで、半日のんびり白馬岩岳で滑ってから
千葉へ戻ってきました。
ついでに、白馬から下山した、アメリカ人プロスノーボーダー、
フォレスト・バーキーも乗っけて(笑)
旅は道連れっていうでしょ?
スノー業界のことは、ド素人の私ですが、
映像をみせてもらったら、変態な滑りでした..
Forrest Burki “LIVIN” from Aaron Hooper on Vimeo.
バックカントリー、フリースタイルを信条とする
バーキーは、そのアグレッシブで大胆不敵な滑りとは
真逆で、超メローで、のんびり屋さん、食後のスイーツは欠かせない
甘党男子でした。
3ヶ月白馬にこもって、映像撮ったり、大会のジャッジしたり
していたバーキーが、
「サーフィンしたいけど、千葉は波あるかな?」
というので、
「だったら一緒に千葉までのってく?」という
ノリで、即決、拉致って帰ってきました。
我が家にも、数日間ステイして、千葉の海と森ライフを
だいぶ満喫。家にいる時は、眠り姫のごとく
ほんとうによーーく寝ていました。
彼への動画インタビューを見ると(全編英語ですが、こちらからどうぞ)
アメリカ人らしからぬ(笑)
温厚さとおとなしさが醸し出されていますよ。
お世話してくれた御礼にと、水彩画の絵を頂きました〜。
ちなみに、我が家にステイする人にお願いしているのは、
何か家に残るものを残してほしい、ということで、
ある人は、絵を描いてくれたり、ある人は家に飾るものをくれたり、
ある人は、一緒にモノ(下駄箱や薪置き場など)をDIYしたりと
それを見る度に、その人と一緒に過ごした時間を思い出せて
ほんわかします。家の中が、この家を訪れたたくさんの人の
「いいエネルギー」でいっぱいになっていくのが嬉しい。
バーキー画伯作!
そして、気がついたら、 ながーい寒ーーい冬も終わり、
森にもやっと、やっと、暖かい春の兆しがやってきました。
千葉北も、ようやくブーツなしでいけそうです。
新緑が気持ちよくなってくる季節。
森の暮らしも4年目。
鳥のさえずりで目が覚め、
田んぼにはカエルの大合唱が響き渡り
さわやかな風が四季折々の草花の香りを運んでくれる。
圧倒的な静けさの中に木霊するのは、自然の音だけで、
五感が研ぎ澄まされ、魂にとって心地いい暮らしがある。
毎日、何を目にして、何を聞いて過ごすかで、
その人の感性は磨かれていく気がする。
季節の移り変わりを目にし、感じ、
新鮮な空気と穏やかな気が流れるこの家と空間で
ゆったりと時間を過ごせる時に、ほんとうの贅沢と幸せを感じる。
LIVE SIMPLY.
LIVE SLOW.