greenz.jp はいわずもがな、メディアだ。
しかもインターネット上の。
どちらかといえば、アナログ派の私がウェブメディアの会社
にいること自体、なんだかちょっとしっくりこない時もあった。
4年間やってきて、ソーシャルメディアやウェブの
トレンドをおっかけて、それなりのことは(たぶん)わかったつもりで
いるけど、やっぱり、自分にはどこかリアリティのないものだった。
だから、私がgreenzにいたときに、自分の居場所として
拠り所としていたのは、リアルな空間。
バーチャルではなく、リアルなコミュニティの存在だった。
2007年9月から毎月第2木曜にかかさずやってきた green drinks Tokyoは
まさにgreenz の読者が集まるリアルコミュニティだった。
記念すべき第1回@恵比寿EAT TOKYO. まさるシェフがつくる創作料理は
絶品!いまでもお世話になってます。
最初は20人ぐらいの規模。
それが、次第にふくれ、40人、
大好きな ツリーハウスクリエイターの小林崇さんをゲストに!
70人、
100人超えに。
2008年7月はgreen drinks Tokyo+神宮花火大会+会場のOMAMORI の
リニューアルオープンとあわさってお店の外には長蛇の列が!
2009年6月の greenz.jp Ver 3のリニューアルパーティーには
150人以上のお客様が来てくれました。
そのときも、やっぱり自分の宣言としては、
greenz village = コミュニティをつくる!
ことだった。
green drinks は、世界600都市以上で行われているグリーンなキーパーソンが
集まるネットワーキングパーティー。Tokyo へは、パリ、ロンドン、メキシコ、
フランクフルト、香港、サンフランシスコ…. などたくさんの国から遊びにきてくれて
インターナショナルな雰囲気があったのも、自分にとって大事な要素だった。
パリからきたエリーズと。
今年最後のgreen drinks Tokyoでは、greenz 卒業祝いに花束と
まさるシェフ特性のベリーチーズケーキ!を頂きました。
いままで一緒に苦楽をともにしてきた
greenz.jp ファウンだーのnaoとyosh.
最近、世話焼き母さんがいなくなって、自立して親離れしたのか、
ずいぶん男らしく、たくましくなってきました。
私がいなくなっても、もう大丈夫だね(笑)!
東京でクリエイティブな人たちが集まって
発信力のあるメディアにのっかって、
素敵なコミュニティが広がっていくことに
ものすごくポテンシャルを感じる。
でも、私は、もうやっぱり、自分の暮らしとコミュニティを
自分でリアルにつくっていきたい。
だから、房総という未開拓の土地で
自分にも出来る、確かな何かをはじめたくて
アイリーカフェという、リアルなコミュニティスペースを立ち上げた。
今回も妄想やビジョン、実現したいアイディアは山ほどあるけど
明確なビジネスプランに落とし込めているわけじゃない。
後先考えない、また見切り発車じゃん、といえば、そうかもしれない。
でも、タイミング的には、「いま」だと直感した。
またもや突っ走っているのかもしれない。
ただ、いままでと違うのは、4年も暖めてきた想いや
自分が描くコミュニティ、理想の暮らし、ライフスタイルが
カタチになりつつある実感があるということ。
だって、それは目の前にリアルに存在していて、
手を伸ばせば届くものばかりだから。
こうしてgreenz での4年間を(一部)振り返ってみると
4年前もいまも、自分の奥深い根っこの部分でかわったことはあまりない。
でも、確実にいえるのは、4年前には存在しなかった仲間がいて、
応援してくれて、支えてくれて、自分を取り巻く環境ががらりとかわったこと。
きっと、4年という歳月は自分と自分が出会うべく人たちにとって
必要な時間だったんだと思う。
greenz のみんな、最高に楽しい時間をどうもありがとう。
至らない私でしたけど、これからもよろしくね。
オーストラリアでたくさん学んで
帰国したらまた一緒に面白いことやっていきましょう。