ゆるベジ、ゆるマクロビのケータリング、
HIROMIX KITCHEN ゆるりとやっています。
7月25日創刊予定の雑誌、CANVASの取材後に、
ライターの前田さとみさん、カメラマン巨匠ぱくちゃん
撮影に協力してくれた森の住人、フタバフルーツ大ちゃんを
招いて、ランチパーティー。
この日のメニューは、
1)開店と同時に売り切れてしまう 大人気のNAYAパンのパンに3種のペースト。
庭でとれた杏をチャツネにして
アボカドと新玉ねぎのグアカモーレ
バイロンベイお土産マカダミアナッツペースト
2)にんじんと新玉ねぎのハーブオイル蒸し
3)豆苗+かいわれ+おくら+レンズ豆+キヌアのガーデンサラダにんじんドレッシング和え、
4)トマトとアサイーのココナッツスープ
5)オートミールカツレツ豆腐チリマヨネーズ
6)庭でとれた杏の酵素ジュース
7)アサイーと豆腐のロームースにライチを添えて
みんなで美味しいものを頂くと、笑顔になるし
会話もアイディアも弾む弾む!
またもや、「本をつくろうよ!」とか
KITCHEN SURFER と銘打って、ビーチに出没し
その土地の食材でアウトドアクッキングスタイルで
サーフィンの後だからこそ食べてほしいヘルシーメニューなどを
提供するとか。
インスピレーションがふつふつとわいてくるので
備忘録的にメモメモ。
以前のブログでも書いた通り、
HIROMIX KITCHEN のコンセプトは、
ひとつひとつの食材がもつ、ありのままの味、カタチ、色をいかしながら、
新しいモノをかけあわせ、ミックス(ヒロミックスの由来ね)していくことで
うまれる「おいしいつながりと発見」。
お肉をつかっていないのにお肉みたいな味や食感。
乳製品をつかっていないのにクリーミーな味わい.
見た目にもカラフルでたのしい。
そう、見た目にも、食感的にも、
「わあー!」と、思わず声に出さすにはいられない
新鮮な発見や喜びを大事にしたい。
そう思うと、HIROMIX KITCHEN でこだわっていたのは、実は
五味、五色、五法、五感に乗っ取った考え方でした。
五味とは「甘・酸・辛・苦・鹹」の5つの味覚。鹹(かん)は塩辛い味。
五色は「白・黄・赤・青・黒」
五法とは「生・煮る・焼く・揚げる・蒸す」という調理法です。
五感とは、色合い、香り、温度、味(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)
もともと、五味、五色、五法、五感、の考え方は、中国の陰陽五行説
よりきているようです。
そして、和食は、この定式にしたがって作られるのが基本です。
日本人はたぶん意識していなくても、家庭料理において
ある程度、心得ていて、旬の食材、季節の食材ををうまく調理していると
いえるでしょう(そう願いたい)。
古代中国の自然哲学のひとつ、「五行説」にのっとって、
食べ物がもつ5つの味:酸っぱい・苦い・甘い・辛い・鹹い
+
私が大好きな食感:プチプチ、ホクホク、ネバネバ、シャキシャキ、ツブツブ
+
カラフルな色(5色に加えて茶、紫、橙などなど)
+
調理方法
をミックスさせて、栄養学的、医学的にもちゃんと実証できるように
バランスのいい「美味しい革命」ができたらと思います。
この全ての要素がお互いを邪魔する事なく、刺激することなく
むしろ、控えめに生かし合える関係が和食の奥深さにあると思うし、
そこに、私が旅先で出逢った味や、リクリエイトした味など
ちょっとオリジナリティーを加えて。
発酵食品であったり、食材を余すところなく使う一物全体の考えだったり、
一汁三菜だったり、日本食は(昔のね)、やっぱり見なすべき点が多い!
最近は、外食が続いたせいもあって、
玄米断食実践中で、デトックスと免疫力アップ中。
といっても、ゆる〜く。
基本的なメニューは
朝:黒豆茶やよもぎ茶、ハーブティーなどのノンカフェイン。
どうしてもコーヒーが飲みたいときは、玄米コーヒーを。
サーフィン朝れんするとお腹が空くので...
たまにアサイスムージーやフルーツを頂くことも。
昼:玄米1.5〜2膳ぐらい。お弁当箱に入れて、塩、ごま、亜麻仁油を小さじ1杯かけて。
小腹が空いたら、ナッツやフルーツを。
夜:玄米1膳に、塩、ごま、亜麻仁油を小さじ1杯かけて。お腹がいっぱいの場合は、ムリに食べない。これ大事。
甘いものが食べたい時は、甘酒を(もちろん、無添加のものを)
よくいわれる、玄米100回噛む、というのは、正直私はできないのですが、
ゆっくりとかみ、箸を休めながら、玄米の甘みを感じるように、頂きます。
はじめて3日目ころまでは、かなりキツいです。
ああーコーヒーが飲みたいとか、
他のものが食べたいとか。
まあ、それでも普段からお肉やお魚はほとんど食べないので
普通の人よりかは忍耐強いかもしれません。
ここで、ちょっと真面目な話をすると、
10年ぐらい前からプチマクロビを実践するようになったけど、
原発事故以降、以前よりもさらに
食べるモノに気をつかうようになりました。
元々、お肉はここ5年ぐらい自分ではほとんど買った
ことがないけど、お魚はたまーに買っていました。
それが、原発事故以降は、
放射能検査されていたとしても
店頭に並ぶ、朝水揚げされたばかりの外房の海の幸
や海草類を、買う事さえためらうようになりました。
買う時は、信頼のおけるご近所の漁師さんからか
(ちゃんと放射能物質検査しています)、あるいは外国産か関西より以南。
でも、それさえも、ちょっと気がひける...
そして、牛乳やキノコ類は
まったく買わなくなりました。
悲しいことだけど。
私の友達の中には、特に、小さい子どもがいる家庭は
関西以南からのお取り寄せ宅配をやっているけど、
それもお金がかかる話で、大変です。
別に不安をあおるわけではありませんが、
食は毎日のことだし、ずっと向き合っていかなければならない
問題だから、できるときに、できるだけの
セルフメンテナンスをしておきましょう、というのが
ポイントです。
ただ、あまり神経を張りつめていると
何も食べられなくなるので、外食した時ぐらいは、
楽しく美味しく有り難く、頂くようにしましょう。
玄米断食で排出力アップ、免疫力アップ。
1週間過ぎたころから
お通じもよくなり、一日2〜3回とか。
肌の調子もよく「スゴイ肌キレイね」と突然いわれる事も多く。
この食生活にも慣れて、逆に玄米の美味しさが食べれば食べるほど
わかり、毎回の食事が楽しみになってきます。
サーフィンやヨガ、ジョギングも取り入れて
10日間過ぎて、体重は2キロ減。
ちょっとスッキリしてきた(と思う...)
日本食は眼で味わう、という言葉もあります。
味覚や嗅覚のみならず、視覚をつかうこと。
さらには触覚や聴覚、五感をフルに使って、
毎日の食事を「大切に、楽しく味わう」ことで、
きっと、それまで知らなかった食の世界、未来が
見えてくると思いますよ。