バイロンに移住して3週間後に行われたアートエキシビション。

happning1511-1699

友人ののりちゃん、ルークが住む丘の上の素敵な場所で
日本からのゲストアーティストとバイロン在住の日本人アーティスト
の合同展示会を企画しました。

happning1511-1088

イベントの名前は、Happening
会場の作り込みから、イベント準備期間、当日もまさに、
いろんな「ハプニング」があったイベント。

happning1511-1850

千葉にいる頃からお世話になり、一緒にパプアニューギニアへ
サーフトリップにも行ったアーティストの大園雅弘さんと
お友達御一行様がバイロンに遊びにきててくれました。

大園さんは、とーーっても気さくでメローな方ですが、
ディズニーランドやユニーバーサルスタジオなどの壁画制作、特殊塗装、立体造形、
ディスプレイ等を手がける会社の社長さんでもあります。

バイロンから日本に戻る前の6月に、友達家族のルークとのりちゃんが住む丘の上の素敵な場所を使って、
日本とバイロンをつなぐ企画が何かできないかと妄想を膨らませていて。

のりちゃんは美容師、ルークは本職は大工だけど、絵を描くアーティストでもあり、
お互いのカルチャーがインスピレーションを与えあうような空間を作りたいねと
話が盛り上がり、日本に帰国した際に、大園さんに話を
持ちかけて、今回のアートエキシビションというイベントに
至ったわけですが。。。まあ、準備は相当大変でした!

だって、まずはそのイベント会場となる場所がこの状態。

本番まであまり時間がないというのに、とっても余裕のルーク。
これがバイロンの良さでもあるのだけど。。。
まずは大掃除からはじまり、壁のペンキ塗りから天井を布で覆い、照明をつけてと、本格的な現場作りから。

ちなみに、ルークのお父さんが同じ敷地内で営むコーヒー農園で丁寧に収穫されたアラビカ種のコーヒー豆は
仲良しのヨッシーこと吉川共久プロが営む千葉一宮のビーチサイドカフェ
Atlantic Coffee Stand に少量ですが卸していますよ。

ルークも本業の大工仕事で忙しくて、片付ける時間なし!
イベント本番2週間前になって突貫工事でなんとかかんとか形に仕上げましたよ。

大園さんの日本の会社でもともと働いていて、いまはバイロンに
語学留学中のゆかちゃんというスーパーアシスタントと一緒に
大工仕事、ペンキ仕事、いちからの会場作り。

ルークの子供たち、たまとあまなも手伝ってくれて
最初は本当に間に合うのかヒヤヒヤもんでしたが、器用なルークの手にかかっちゃえば、仕事が早い。
バイロンの時間の流れは焦ってもしょうがないのです。

今回、日本からきてくれたメンバーは、
*リーダーの大園さん
*アーティストの菊田くん
*カメラマンの菊竹さん
*大園さんの友人、石田さんファミリー
の合計6名。

バイロンの街中から徒歩圏内、オーシャンビューとサンセットビューが両方眺められる
この贅沢なローケーションにある一軒家を丸ごとレンタルしました。

今回の目的は、アートエキシビションだったのであまりゆっくりとサーフィンしたり、バイロンを散策、
ご案内することができなかったのですが、つかの間のホリデーを大自然の中で満喫されていました。

さて、アートエキシビションは土曜が本番ということで
金曜の午後から会場入り。いまだ完成には遠い状態でした。。

でも、さすがプロのアーティスト集団。
みんなで手分けして、看板をつくったり、照明設置したり、サクサク進みます。
みなさん半ば休暇できたのに仕事させちゃってすみません。

汗だくの中の作業を一時中断して、ディナータイム。
のりちゃんがカレー、私はサラダをつくって、このサンセットを
眺めながらみんなで囲む食卓は、なんとも豊かな時間です。

肝心のアート作品の設置は夕飯後にやっと始める始末でしたけど。。。

もともとアートギャラリーでキュレータもやっていて
絵描きでもあるルークの作品レイアウト、全体のバランスに対する
こだわりとイメージが強く、作業が終わったのは日付が変わるちょっと前….
みなさん、おつかれさまです…

期待(と不安)は本番の土曜日へと。エントランスもそれとなく形になり、

スロースタートながら、友人、ご近所さんたち、たくさんの人たちが遊びにきてくれましたー
今回は、バイロン在住の日本人アーティストにもお声がけし、
4名の方が協力してくれて、それぞれの個性が光る、豊かな作品が集まりました。

アクセサリーは、バイロン在住のビノ君の作品。

こちらは、シダユウコちゃんの。

習字は、りえちゃんの作品。

日本から送ってきて菊田くんの絵。鮮やかな色とゴリラ!が印象的。

ルークの抜群のセンスとキュレーションによって、異なるアーティストの作品も自然に溶け合う空間に。

ついこの前、8月に私のホーム、一宮(千葉)でライブをやった
Dusty Bootsのライブもあり。

女将ゆみこ率いるガールズチームのケータリングも繊細で鮮やかで美味しく、さすが日本人女子。
プレゼンテーション、気遣い、おもてなし、最高です。

国境を越えて、またこうして日本で出会った人たちがここバイロンで再会する。
そして、また新しい出会いが生まれる。
そのきっかけやハプニングの場を創るのがやっぱり好きです。

実際、作品も12点売れてびっくり〜!

元は物置だった倉庫も、なんとか立派な?イベントスペースになったことだし、今後もゆるゆるとイベントやワークショップ
などを企画していきたいなと思っています。

この大自然、スケールが個人宅なんだから、日本ではこの雰囲気はつくりたくても、
つくれませんね。

何より、アートエキシビションとうたって、堅苦しく真面目に作品を静かに眺めるんじゃなくて
子供から大人までがそれぞれのリズムで、この空間、時間を共有し、そこから
自然にうまれる会話や出会いを大切にしていきたいと思って無機質なギャラリースペース
ではなくて、どうしてもこの場所でやりたかったのです。

今回、快く場所を提供してくれて、忙しいなか協力してくれたルーク、のりちゃんはじめ、
完璧すぎるアシスタントを務めてくれたゆかちゃん、
美しくておいしいご飯をつくってくれたゆみこシェフ、
素敵な作品を飾ってくれたアーティストのbino くん、りょうくん、ゆうこちゃん、りえちゃん、日本からきてくれた大園さん、菊田くん、
素敵な写真を撮ってくれた菊竹さん、バタバタ世話しないこのツアーに
同行してくださった石田さん、本当に素敵な機会を作ってくださってありがとうございます。

そしてイベントに足を運んでくれたみなさま、本当にありがとうございました。
これからも日本とバイロンをつなぐような企画、プロジェクトを育てていきたいと思います。

ちょうど誕生日をむかえたゆかちゃん、あらためておめでとう。
何からなにまで手伝ってくれて、本当にありがとう!!